スバルが新型「WRX STI」を世界初公開【東京オートサロン2014】
2014.01.10 自動車ニュース ![]() |
【東京オートサロン2014】スバルが2014年のモータースポーツ計画を発表
富士重工業と、同社のモータースポーツ事業を担うスバルテクニカインターナショナル(STI)は、2014年1月10日に千葉県・幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2014 with NAPAC」において、2014年のモータースポーツ活動の概要を発表。同時に、新型「スバルWRX STI」をベースとしたニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車を世界初公開した。
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■ニュルブルクリンク24時間耐久レース
スバルはニュルブルクリンク24時間耐久レースに、2008年の初出場以来7年連続で参戦している。2011年と2012年には2リッター以下のターボ車で争われる「SP3T」クラスで優勝、2013年にはクラス2位という成績をおさめている。
今季の目標は、もちろんクラス優勝の奪還である。そのためにスバルは新型WRX STIをベースとしたまったく新しい参戦車両を開発。4月、5月に開催されるVLN耐久レース2戦に参戦してマシンのセットアップをはかり、万全の態勢でニュルブルクリンクに挑むとしている。
ドライバーには吉田寿博選手、佐々木孝太選手に加え、欧州のドライバー2名を起用。STIの社員やスバル特約店の選抜メカニックらで構成されるチームと車両開発を統括するのは、これまでと同じく辰己英治監督である。辰巳監督は今季のニュルブルクリンクについて「SP3Tクラスはドイツ勢が増えて激戦となるだろうが、必ずクラス優勝を奪還する」と抱負を述べた。
■SUPER GT GT300クラス
スバルは2014年のSUPER GT GT300クラスに、昨年同様「BRZ GT300」で参戦。全8戦中ポールポジション5回、8月の鈴鹿1000kmでは参戦2年目にしてクラス優勝も果たした2013年仕様をベースに、さらなる改良を施した車両を投入する。
総監督はニュルブルクリンク24時間耐久レースと同じくSTIの辰己英治氏が、チーム運営はこれまでと同じく「R&D SPORT」が担当する。一方、ドライバーは継続起用となる佐々木孝太選手に加え、2013年シーズンを最後に引退した山野哲也選手に代わって、井口卓人選手と契約。新たな布陣で2014年シーズンはシリーズ優勝を目指す。
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■その他のカテゴリー
2013年に続き、FIA世界ラリー選手権のWRC-2クラスにスバル車で出場するエントラントを対象に、上位入賞者を表彰する「SUBARUチャレンジアワード」を設定。またヨーロッパラリー選手権(ERC)に参戦するドライバーへの支援についても、これまでと同様に継続するとしている。
また、2013年にスタートしたワンメイクレース「GAZOOレーシング 86/BRZレース」についても支援を継続。各イベントにSTIがサービスチームを派遣し、スバルユーザーのサポートを行うとしている。
(webCG)
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