ジャガーXF 3.0プレミアムラグジュアリー(FR/6AT)【試乗記】
5年目の本気 2011.11.13 試乗記 ジャガーXF 3.0プレミアムラグジュアリー(FR/6AT)……843万1100円
「ジャガーXF」がこの秋、内外装に変更を受けた。目元をキリッと引き締めた新しいスポーツセダンの印象は? 3リッターV6モデルに試乗した。
目元すっきり二枚目に
最近、急激に進んでいるのがクルマのライトのLED化である。テールライトもそうだが、やはり目立つのはヘッドライト。主流はポジションライトがLEDというパターンだが、中にはハイビーム/ロービームまで全部LEDというモデルもある。
ヨーロッパ車の場合、もともとデイタイムランニングライトとして用意されたものだが、LEDライトがつくと顔の印象がガラッと変わるので、フルモデルチェンジはもちろん、モデルサイクル途中のフェイスリフトで追加するには格好のアイテムである。
ご覧のとおり、2012年モデルの「ジャガーXF」もしかり。プレスリリースを読むかぎり“マイナーチェンジ”という文字は見あたらないものの、2007年のフランクフルトショーでデビューしたXFは“2012年モデル”の名のもとに内外装のリフレッシュが実施されている。
クーペのようなエレガントなフォルムはそのままに、フロントバンパーからボンネット、フロントフェンダーのエアインテーク、リアコンビネーションランプなど、変更点はたくさんあるが、やはり一番のニュースはヘッドライトがすっきりとしたデザインに改められたことだろう。「J」字型のLEDランプも備わる。その“美顔効果”は絶大で、「あのヘッドライトがね」と残念がっていた人も、これなら躊躇(ちゅうちょ)せずこのクルマを選べるのではないか。