フォルクスワーゲンとLCCのピーチがコラボレーション
2016.11.10 自動車ニュース![]() |
フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)と格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションは2016年11月9日、コラボレーションを実施すると発表。同日、「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」のラッピングを施した航空機の運航を開始したほか、ピーチ機内でザ・ビートルのピンク色の限定車を発売した。
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日本初の“機内販売専用限定車”を販売
このコラボレーションは、People's Car(Volkswagen)として地上で「モビリティーの民主化」を目指すフォルクスワーゲンと、旅の日常化をテーマに“空飛ぶ電車”として「飛行機利用の民主化」を実現したピーチの思惑が重なり、実現したという。
両社のコラボレーションの内容は以下の4点。
- 機体にフォルクスワーゲンのロゴとザ・ビートルのラッピングを施したピーチの航空機を運航する。機体数は1機で、運行期間は6カ月を予定。
- ピーチの機内で限定車「#PinkBeetle Peach Edition(ハッシュタグ ピンクビートル ピーチエディション)」を5台販売する。販売期間は6カ月。ただし、台数に達した時点で販売は終了する。また、これとは別に、VGJはほぼ同仕様の限定車「#PinkBeetle」300台を販売する。車両価格はともに307万円。
- 関西空港でピーチが使用する「#PinkBeetle」のランプカーを5台導入する。使用期間は6カ月を予定。
- ピーチが発行するフリーペーパー『PEACH LIVE』内で、フォルクスワーゲン車を利用したコンテンツを発信する。
同日、関西空港で行われた発表会で、ピーチの井上慎一代表取締役CEOは、「ピーチのお客さまは20~30代が全体の56%を占める。特にわれわれは女性にターゲットを当てており、彼女たちがピーチを使ってご自分のライフスタイルをどんどん広げていくという、新しいムーブメントが起きている。今回の提携によってこの移動そのものを楽しむ、バーチャルもいいけどリアリティーも大事、というムーブメントに、さらにドライブがかかっていくのではないか」と語った。
一方、VGJのティル・シェア代表取締役は、「現在のフォルクスワーゲンのお客さまは40~50代が中心。(今回のコラボレーションを通じて)より若い、女性の方々にアピールしたい」とし、同時に、心が若く、新しいことにトライしたいと考えている“アクティブシニア層”にも訴求していきたいと述べた。
(webCG)