ベントレー・フライングスパーV8 S(前編)
2017.03.09 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceなど、数々のモータースポーツシーンで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回は「ベントレー・フライングスパーV8 S」に試乗する。全長が5.3mを超える英国の5つ星サルーンの世界を、谷口はどう表現するのだろうか?「まるで走るVIPルームって感じ!」
まずはベントレー・フライングスパーに乗り込んだ谷口信輝の第一声をご紹介しよう。
「いやー、これはすごいね。豪華というか派手というか。まるで走るVIPルームって感じ」
ベントレーやロールス・ロイスといえば、いわゆるプレミアムカーよりさらに上級な“超高級車”。私はメルセデスやBMW、それにアウディが4つ星ホテルだとしたら、ベントレーやロールス・ロイスは5つ星ホテルに相当するとかねがね主張してきた。それだけに、私を含めた世の多くの人々にとって縁遠い存在といえるが、谷口にとってはどうなのだろうか?
「『ロールス・ロイス・レイス』には乗りましたよ。あと、ベントレー・フライングスパー。今日試乗したフライングスパーよりもひと世代前のモデルですが、友人が持っていたのでちょこちょこ乗せてもらいました。彼は僕の後輩なんですが、いわゆるいい家の出身で、フライングスパーに乗って時々ゴルフに行きました。ただし、その頃はたしか燃費が1km/リッターとか2km/リッターでしたよ」
それはひどい。もっとも、最新のフライングスパーであれば5~6km/リッターで走るのは難しくないし、高速道路だったら10km/リッターに手が届くだろう。
「ホントですか? 僕の後輩のクルマは高速道路でも燃費はあんまりよくなかったですよ。まあ、彼のフライングスパーは車高をベタベタに落として大きいタイヤを履いていたから、そういうことも燃費に影響していたのかもしれませんね」
ところで、谷口はフライングスパーのことを開口一番「走るVIPルーム」と表現したが、これはいい意味だろうか? それとも、あまりよくない意味だろうか?
「いやいや、いい意味ですよ。正直、僕の身の丈にはまったく釣り合いませんが、この車内は本当に豪華なVIPルームに来ちゃったという感じ。端的に言えば派手ですよね。きっと、高級ブランドが好きな人は、こういうのがうれしいんでしょうね」
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