トヨタ・プリウスPHV S“ナビパッケージ”(前編)
2017.06.01 谷口信輝の新車試乗 SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中のレーシングドライバー谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回は「トヨタ・プリウスPHV」に試乗する。実は「プリウス」オーナーの谷口。外部充電可能な“特別なプリウス”をどう見ているのだろうか。まずはデザインからチェックしていこう。PHVのほうが断然カッコイイ
意外に思われるかもしれないが、谷口信輝は新型プリウスのオーナーである。走り屋で知られる谷口はどうしてプリウスを購入したのだろうか?
「ウチの近くのガソリンスタンド、出入りするのがすごく難しいんですよ。で、僕の妻はそれほどクルマの運転が得意じゃないから、ひとりでガソリンを入れるのが難しいんですね。だったら、なるべく給油しなくて済むクルマにしようということでプリウスを買ったんです」
いくらプリウスの燃費がいいからといって、給油しなくてもいいというのはいささか大げさだろう。そう言うと「いやいや、全然行かないですよ。本当に、まったく行かない(笑)」と谷口は冗談めかして答えたが、プリウスが便利なクルマであることは事実なようだ。
「サイズが手頃で乗りやすいから、街中にちょっと買い物に行ったりするには本当に便利です」
くわえて、トヨタ車に詳しい友人から「プリウスPHVはいいよ~」と聞かされていたり、デザインが通常のプリウスとは異なっていたりすることも谷口の関心をひくきっかけになったらしい。
「今日はプリウスPHVに乗れるっていうので、ものすごい楽しみにしてきたんです」
なかでもプリウスPHVのデザインには大いに注目していたようだ。
「正直に言うと、現行プリウスのデザインってちょっとブチャイクでしょ(笑)。でもね、自動車メーカーが作る新型車はエライっていう考え方が僕にはあって、最初はみんなが『ええ!?』って思うようなデザインでも、いつか見慣れるはずだと思っていたんです。ところが、現行の50系プリウスはいまでもやっぱりブチャイクに見える(笑)。先代の30系はさすがに少し古く見えるようになってきたんですが、50系はまだ目になじんでいないんですね、きっと」
そこにフロントマスクもリアデザインも大きく異なるプリウスPHVが登場した。
「僕はこっちのほうが断然カッコイイと思うから、ウチの妻に『プリウスPHVに買い換えたいんだけど……』って相談したんです。そうしたら『どちらにしてもブチャイクじゃない? 正直、あんまり違いはわからないんですが……』と言われちゃいました(笑)。僕らクルマ好きには大きな違いでも、ウチの妻のように、普通の人にとっては大した違いはないみたいですね。まあ、最近のトヨタのデザインは、『ミライ』を含め、どれもドラゴンボールに出てくるセルみたいっていうか、ちょっと昆虫系っぽい印象は拭えないですけどね」
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