第515回:現役引退22年で大人気!
盗難車ランキング上位の「あのクルマ」とは?

2017.08.18 マッキナ あらモーダ!

「プジョー206」の不思議事件

この夏、ボクが住むシエナと同じイタリア・トスカーナ州にある港湾都市リヴォルノで、不思議な事件が起きた。

2017年8月3日付けの地元新聞『イル・ティッレーノ』紙によると、被害者は市内在住の男性。7月30日午前、自分のクルマに乗ろうと前日駐車しておいた場所に赴いた彼は仰天した。運転席側のドアだけが、何者かによって持ち去られていたのだった。
  
車両は「プジョー206」の3ドアモデル。警察によると、ドアの外し方は巧妙で、ボディー側に損傷を受けた跡はなかった。また、ほかの外装パーツも無傷で、車内も荒らされた形跡はなかった。

警察は部品転売目的のプロによる犯罪を疑った。だが同型車のドアは比較的容易に入手できることから、犯行の理由が何であったかわからず、頭を悩ませている。

ボクもイタリアに住んで20年の間に、ホイールキャップ一式、フロントワイパー、リアワイパー、ウオッシャーノズル、そしてアンテナを盗まれた経験がある。だが、ドアを取られるとは。暑さしのぎにドアを外して走る港町の三輪トラックではあるまいし、オーナーはさぞ困るであろう。

「プジョー206」。フランス・パリにて、2010年撮影。
「プジョー206」。フランス・パリにて、2010年撮影。拡大
パリ・ジャヴェル通りにたたずむ「プジョー206」。2011年。
パリ・ジャヴェル通りにたたずむ「プジョー206」。2011年。拡大
初代「ランチア・イプシロン」。2台並んで駐車してあっても不思議ではないほど街で多く見られたヒット作だった。イタリア・シエナで2008年に撮影。
初代「ランチア・イプシロン」。2台並んで駐車してあっても不思議ではないほど街で多く見られたヒット作だった。イタリア・シエナで2008年に撮影。拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。音大でヴァイオリンを専攻、大学院で芸術学を修める。1996年からシエナ在住。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして語学テキストやデザイン誌等に執筆活動を展開。19年にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも怪気炎をあげている。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など著書・訳書多数。YouTube『大矢アキオのイタリアチャンネル』ではイタリアならではの面白ご当地産品を紹介中。

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