プジョー、2台のディーゼルハイブリッド車公開【フランクフルトショー2011】
2011.09.09 自動車ニュース【フランクフルトショー2011】プジョー、2台のディーゼルハイブリッド車を初公開
仏プジョーは2011年9月13日に開幕するフランクフルトモーターショーで、ディーゼルハイブリッドシステムを搭載する市販予定車「508RXH」と、コンセプトカー「HX1」を初公開する。
■508シリーズ3番目のモデル
既報のとおり、「プジョー508RHX」は508シリーズの新バリエーションとなるクロスオーバーモデルだ。ワゴンの「508SW」をベースに、専用フロントバンパーやデイタイムランニングライト、オーバーフェンダー、サイドシル、リアバンパー、18インチアルミホイールなどが追加され、アウトドアイメージが演出されるとともに、トレッドの拡大や車高のアップ、4WD化などにより、悪路走破性が高められている。
パワートレインは、「3008HYbrid4」(日本未導入)譲りのハイブリッドシステム「HYbrid4」を搭載する。2リッターディーゼルエンジンで前輪を、モーターで後輪を駆動し、システム全体で200bhpを発生するこのシステムは、モーターのみによる走行も可能。欧州複合サイクルで25.0km/リッターの燃費を記録する。
フランクフルトモーターショーでは「カレーンブラウン」のボディカラーにアルカンターラ内装を組み合わせた300台限定のリミテッドエディションが展示される。本国での発売は、2012年春が予定されている。
■6名乗車が可能
もう1台、ワールドプレミアとなる多目的車のコンセプトモデル「HX1」も、ディーゼルハイブリッドシステムを採用する。プジョーブランドのハイエンドカーが想定された同モデルは、ユニークな4+2レイアウトにより6名乗車を実現。ミニバンのような多人数乗車を、Cd値0.28のスタイリッシュなハッチバックスタイルで可能にした。
全長4.93mのボディ側面には、上方に跳ね上がる4枚のスイングアップドアが備わる。キャビンはBピラーレスの構造により、乗降性の向上が図られている。インテリアは「天然素材とハイテク装備の組み合わせにより、近代的かつ豪華な空間を追求した」とうたわれる。
ディーゼルエンジンにモーターが組み合わせる「HYbrid4」は、エンジン排気量が2.2リッターに拡大され、システム出力は299bhpへと高められている。
このハイブリッドシステムは、モーターのみによる走行で航続距離30kmを実現しているとのこと。公称される燃費は、約31.3km/リッター、CO2排出量は83g/kmとなっている。
(webCG 曽宮)
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