ホンダ・シビック タイプR(前編)

2017.12.28 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回の主役は「ホンダ・シビック タイプR」である。「シビックである以前に、理想のFFスポーツカーである」とうたわれる新型。そのハンドリングで一番変わったのはどこか。谷口がじっくり解説する。

ニュルは男の遊園地!

ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェで量産FF車最速の7分50秒63を記録した先代のホンダ・シビック タイプR。先ごろ発売された新型はこれを7秒近くしのぐ7分43秒80をマークし、2代続けて量産FF車最速のタイトルを手に入れた。

レーシングドライバーの谷口信輝も、もちろん「世界で最も過酷」と称されるニュルブルクリンクを走った経験がある。
「レーシングドライバーのなかでも、初めてあそこに行くと『もう2度と行きたくない』っていう人と『すげー、楽しい!』っていう人とに、まっぷたつに分かれますよね」

では、谷口自身はどうなのだろうか?
「僕に言わせれば、あそこは“男の遊園地”ですから、もうたまらなく楽しかったですよ。もともと、僕はそっち出身ですし……」

この“そっち出身”を“サーキット出身”と受け止めるのは間違い。もちろんノルドシュライフェは立派なサーキットなのだけれど、走ってみれば高低差は大きいし、路面は摩擦係数が低いうえにアンジュレーションと呼ばれるうねりが強くて、一般道の峠道に酷似している。だからこそ、峠で腕を磨いてきた谷口は自分のことを“そっち出身”と称したのである。

いわば、谷口が愛してやまない“峠”を走るために生まれてきたような新型シビック タイプR、ステアリングを握っての印象はどうだったのか?

「とにかく走ることに関しては素晴らしいクルマですね」
もう、いきなりの絶賛である。
「すごくいいですよ。まず、パワーがすごくあって、トラクションもすごくいい。そしてなによりいいのがリアが安定していること。リアが安定しているから安心してステアリングが切れる。そしてステアリングを切れば切っただけ、クルマがグイグイと曲がっていく」

 
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ホンダ・シビック タイプR
ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4560×1875×1435mm/ホイールベース:2700mm/車重:1390kg/駆動方式:FF/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段MT/最高出力:320ps(235kW)/6500rpm/最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2500-4500rpm/タイヤ:(前)245/30ZR20 (後)245/30ZR20/価格:450万0360円
ホンダ・シビック タイプR
	ボディーサイズ:全長×全幅×全高=4560×1875×1435mm/ホイールベース:2700mm/車重:1390kg/駆動方式:FF/エンジン:2リッター直4 DOHC 16バルブ ターボ/トランスミッション:6段MT/最高出力:320ps(235kW)/6500rpm/最大トルク:400Nm(40.8kgm)/2500-4500rpm/タイヤ:(前)245/30ZR20 (後)245/30ZR20/価格:450万0360円拡大
 
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