「塩害に遭ったクルマを復活させるには?」
2011.08.20 クルマ生活Q&A その他「塩害に遭ったクルマを復活させるには?」
東北地方太平洋沖地震による津波で、愛車4台が被災しました。うち3台はあきらめて廃車しましたが、1998年式「ホンダNSX」だけはあきらめがつかず、なんとか復活させたいと思いました。まずメーカーに問い合わせたのですが、積極的には相談に乗ってもらえず、やむなくNSXでレース経験のあるガレージに作業を依頼しました。そこでバラバラにしてから高圧蒸気洗浄を行い、再利用が可能か、あるいは交換が必要か、といったことをチェックしてもらっています。アルミボディは塩の影響は少なそうですが、ステアリングのステー部分など、すっかりサビてしまっています。そうした部分はサビを落としてから防錆加工する予定ですが、作業に際してほかにやっておくべきことはありますか?
まず、被災されたことに対して、謹んでお見舞いを申し上げます。
さて、塩害も含め浸水の被害に遭った車両で、もっともやっかいなのは電気系統ではないかと思います。とくに現代のクルマのように電子制御が多くなると、配線にちょっと抵抗ができただけでも、不調の原因になったりするからです。しかも電気系統の不具合は目視ではわかりにくいので、なおさら面倒なのです。ですから電気系統に関しては、部品が入手可能であるものは、できる限り新品に交換することが望ましいといえるでしょう。なかでも、もっとも交換したいのはハーネス(配線)です。クルマをバラバラにしているとのことですが、そういうときでないとハーネスを交換する機会はありません。組み上げたあとでやろうと思っても無理なので、ぜひやり直すことをお勧めします。
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