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第3回:バラエティー豊かなモデルが集結!
輸入車チョイ乗りリポート~アメリカ編~

2018.03.02 JAIA輸入車試乗会2018 スーザン史子
ジープ・コンパス ロンジチュード
ジープ・コンパス ロンジチュード拡大

魅力いろいろ、クルマもいろいろ。JAIA輸入車試乗会より、グローバルSUVの「ジープ・コンパス」やマッスルカーの「シボレー・カマロ」、大型SUVの「キャデラック・エスカレード」に電気自動車「テスラ・モデルX」と、個性豊かなアメリカ車の魅力を紹介!

 
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週末くらいは力を抜こう
ジープ・コンパス ロンジチュード……351万円

次のファミリーカーはSUV。
そうお考えなら、ジープ・コンパスという選択肢も。全長4.4×全幅1.8×全高1.6mと、日常使いにちょうどいいサイズだし、燃料がレギュラーガソリンであるのもうれしい。7スロットグリルや台形のフェンダーアーチなど、ジープ伝統のモチーフをまといながらも、ゴツさは控えめ。ワイルドなのに癒やし系という言葉がぴったりくる、都会派SUVだ。

試乗したのは、ブラックペイントルーフを備えた中間グレードの「ロンジチュード」。
運転してみると、思いのほか懐かしい味付けであることに驚く。2.4リッター直4のマルチエアエンジンと6段ATを組み合わせ、息切れせずによく走るものの、車内にはエンジン音が響き、道路の継ぎ目では、突き上げも感じるなど、ラフなところが目立つ。しなやかでキビキビとした足まわりが特徴のドイツ勢のそれとは、明らかに性格が違っている。

ただ、この肩の力を抜いた走りは、悪くない。アスリートのような走りに力を入れるSUVが増えていく中、むしろ貴重な存在に思えてくる。「細かいことなんて気にするな」。そう言われているようだ。

2017年のFCAジャパンの販売台数は、約2万2000台と過去最高を記録したが、そのうち1万台はジープブランドが占めている。「ラングラー」や「レネゲード」「グランドチェロキー」が過去最高を達成し、2代目となる新型コンパスも好調だという。
FCA傘下になり、製品の精度が上がったりして買いやすくなったといった理由はあるかもしれないが、本来SUVが持つおおらかな走りというものにも、根強い人気があるんでしょう。

弟分のレネゲードも軽快で遊び心もある楽しいクルマに仕上がっているけれど、ファミリーで乗るなら、もう少し広さが欲しいところ。その点、コンパスなら荷室も広く、使い勝手もいい。なにより、気負わず自然体で乗れるところがいい。休日にピリピリモード、は似合わないしね!

(文=スーザン史子/写真=田村 弥)

シボレー カマロ の中古車

日本にぴったりなジープ
ジープ・コンパス リミテッド……419万円

すっかりハンサムになっちゃって……。たしかに“らしく”はあるけれど、フルモデルチェンジで都会派SUV、ジープ・コンパスの印象はずいぶん変わった。中高の同級生に久々に再会したら、モデルさんかと思った! みたいな。え? 兄貴分のグランドチェロキーに似せただけじゃないかって? いいじゃないですか、カッコいいんだから。アニキよりも凝縮感があって、さらに精悍(せいかん)な印象の新型コンパス、ぜひ一度、実物をご覧ください。

しかし、そんなコンパスの見どころはむしろ、使い勝手のよさだと思う。キャビンは広々としているし、後席だって膝の前には30cm近いゆとりがある(筆者が小柄ということもありますが)。荷室のフロアは実測75×95cmのスクエアで、普段使いはストレスフリーな印象。床下にしっかりスペアタイヤが備わっているのも、パンクに泣いたことのある身には頼もしい。

それほど余裕があるのに、大きすぎないサイズ感がまたうれしい。外から見た印象はもちろん、見切りのよさと相まって運転席で緊張を強いられることがない。

いや強いて言うなら、パワーはもう少し余裕がほしいかも……。排気量は2.4リッターと大きめだけれど、車重は1600kgもある。9段ATが備わるとはいえ、近年増えているダウンサイジングターボ車に慣れてしまうと、出足や追い越しの加速でスカスカした感じは否めない。まぁ飛ばすクルマかといわれれば、そんなこともありませんが。

今回は限られた時間のチョイ乗りだったけれど、コンパスは未舗装路の走りが自慢。試乗車の最上級モデル「リミテッド」(419万円)は快適装備も満載だ。どんなロケーションであれ、日本で長く付き合える“ちょうどいいジープ”になるんじゃないだろうか。

(文=webCG 関/写真=峰 昌宏)

ジープ・コンパス リミテッド
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エンジンを楽しもう
シボレー・カマロSS……645万8400円

最近は内燃機関の話となると、ダウンサイズや電動化など「効率第一」なものばかりである。クルマの進化という意味でそれは正しいのだろうけど、純粋にエンジンのパワーや、回る感触や、音を楽しみたいと思ったときに、そういう選択肢がない状況は寂しいといえば寂しい。

いまクルマを選ぶうえで許されざる望みは、排気量が大きなクルマを所有することと、車重が重いクルマに乗ることだと個人的には思っている。「カマロSS」は前者を満たす、とてもぜいたくな存在である。

カマロSSに搭載されるエンジンは、6.2リッターのV8 OHVユニットである。よく「排気量アップに勝るチューニングなし」なんて言うが、やはり排気量の大きなエンジンの、息のひと吐きはパワフルで強烈だ。濃密なトルク感を伴って、一気にズシーンと進む。小さなターボをしゃかりきになって回して前に進もうとするダウンサイズターボエンジンとは、“分厚さ”が圧倒的に違う。仮に加速データが同じだとしても、だ。

また、クルマには「音の記憶」というものがあって、カマロSSのエンジンや排気音には、アメリカンV8に期待するサウンドや息吹がある。それはフェンダーのストラトキャスターや、ギブソンのレスポールに期待する音があるように、いうなれば条件反射的なものであって、もはや理屈ではないのだ。

フォロロロ……というアメリカンV8のBGMを聴きながら西湘バイパスを流していたら、なにやら気分は『バニシング・ポイント』のコワルスキーになってきてしまった(あちらは「ダッジ・チャレンジャー」だったが)。これはフェラーリにも、ランボルギーニにもない、カマロSSならではの魔法だ。

(文=webCG 竹下/写真=田村 弥)

シボレー・カマロSS
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約束された勝利
キャデラック・エスカレード プラチナム……1360万円

自分の職務や諸先輩方のこれまでのシゴトをちゃぶ台返しするようで恐縮だが、あえて言わせていただきやす。
このクルマの試乗記、いります?

だってさ、エスカレードが好きな人って、たとえ実物がどんなだろうと関係ないんじゃないの? 私たちがここで何を書こうが、ゼッタイ買うでしょ? 大事なのは問答無用の迫力と、ゴージャスの権化みたいな存在感。全長×全幅×全高=5195×2065×1910mmという特大ボディーを得た瞬間、このクルマの勝利は約束されていたのだ。それだというのに諸君らは、カーク船長にエンタープライズ号の乗り心地を聞こうというのかね?

確かに、このクルマの走りは唯一無二である。アクセル踏んだらユッサユサ、ブレーキ踏んだらワッサワサ。段差を越えたら、何度かバウンシングしてゆったりいなす。今はやりの「シッカリした走り」とは対極にあるが、だからこそエスカレードの独自性を補強しているともいえる。第一、それで安心・快適なんだから無問題。ステアリングをちょんとつまんで、延々と走っていられる。

エンジンは「シボレー・コルベット」と同系統の6.2リッターV8 OHVだが、2670kgを過不足なく動かすための選択であり、速く走るためのものではない。それでも交通の流れをリードするには十分だし、この巨体が悠然と走るさまにはえもいわれぬスゴみがある。加速のためにアクセルを踏むと、遠くの方でズワ~ンという息遣い。いい音でしょう。余裕の音だ。馬力が違いますよ。

そんな訳で、このクルマの走りはどの尺度で見ても他車との比較が全然できない。一人だけまったく別のベクトルの上で、天上天下唯我独尊状態にある。

今でこそ日欧のライバルに伍(ご)し、打ち勝つことをひとつの価値としているアメリカ車だけど、昔は比較じゃなくて決め打ちで、一目ぼれで買われるクルマがけっこうあった。エスカレードは往年のアメ車の存在意義を今に伝える、稀有(けう)な存在なのかもしれない。

(文=webCG ほった/写真=田村 弥)

キャデラック・エスカレード プラチナム
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徹底的に機能的
テスラ・モデルX P100D……1718万2000円

車体に近づいただけで、運転席のドアが開く。シートに座ってブレーキペダルを踏むと、ドアノブを引かなくても自動的に閉まってくれる。リアのドアは跳ね上げ式で、ルーフよりもうんと高い位置まで上がりながら鳥の羽のように広がっていく。……ドアだけでも、なんとまぁ個性的な。

一体どんな人が、このモデルXを買うのだろう? インポーターに聞いてみると、オーナー像は「40歳前後の家族持ち」。「かなりリッチ」で「お子さんが多い」というのも特徴らしい。クルマに関しては「ポルシェ・カイエン」やメルセデスの「Gクラス」を好まれるそう。つまり、高価なSUVタイプというのがモデルXとの共通点になる。

そこでテスラを選ぶ理由は、きっと物珍しさだけじゃない。このクルマ、純粋に機能が優れているのだ。例えば冒頭のリアドアは、傍らの壁や人に当たらないよう器用にパネルの角度を調節しながら上がっていくし、同時にルーフも開くから乗り降りが楽。フロントガラスはドライバーの頭上まで広がっていて、良好な視界を提供する。実測で最大172×110cmのフラットな荷室(車中泊可!)や「モデルS」でもおなじみの特大タッチパネルは便利だし、オンラインで車両の制御やインフォテインメントシステムがアップデートできるのはマイカーを陳腐化させないすばらしい機能といえる。

走らせてみると、もっこりした見た目からは意外なことに、とっても安定した身のこなし。いざ踏めば0-100km/h=3.1秒の加速ができて、運転支援システムはクルマ任せにしたくなるほど安心して使える。EVの泣き所とされている航続距離は542km。いったいどこにケチのつけどころがあるのか?

と思ったら、車重が2.5tもあるために、立体駐車場でNGになるのが多くのオーナーの悩みらしい。ちぇっ。買えるだけ、うらやましいじゃないか。

(文=webCG 関/写真=峰 昌宏)

テスラ・モデルX P100D
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