スズキ・スイフトスポーツ(後編)
2018.07.05 谷口信輝の新車試乗 最新型「スズキ・スイフトスポーツ」の走りを、レーシングドライバーの谷口信輝は大絶賛。では、ドライビングポジションやデザインについてはどんな印象を抱いたのか? 率直な感想を聞いてみた。大柄なひとでも大丈夫
スイフトスポーツの走りを絶賛した谷口信輝。しかし、身長180cmを軽々と超える彼にとって、全長3.9mを切る“スイスポ”はいささか小さすぎるのではないか? あらためて運転席に腰掛けてもらおう。
「なにも窮屈じゃありません」
なるほど、ドライビングポジションをとった谷口の姿勢はいかにもゆったりとしていて、無理がない。脚の長い谷口は、ものによってはステアリングホイールと太ももの位置関係に余裕のないことがあるが、スイスポはこの点でも十分なスペースが確保されているように思える。
「足まわりも全然大丈夫。それと、このクルマはシートのスライド量がすごいですよね。僕がポジションをあわせた状態でも、まだ後ろに下げられる」
ヘッドルームはどうか?
「全然ラクチンです。僕より背が高い人は決して多くないだろうから、前席のスペースは全然心配要らないと思いますよ。まあ、あえて言えば、側頭部の右側の部分は、あまり余裕がありませんが……」
なるほど、谷口の頭上にあたる天井部分は高くて広々としているが、そこからドアと接する部分にかけては天井がぐっと低くなっていて、側頭部との余裕はあまりない。もっとも、この部分はサイドシルと同じで、ぎゅっと絞り込めば絞り込んだ分だけボディー剛性が向上する。心理的圧迫感とボディー剛性とのバランスが重要になるところではある。
「まあ、見た目は多少窮屈そうかもしれませんが、運転していたらほとんど気にならないですよ」
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