これだけは外せない | CG/webCGスタッフのドライブGearを公開

2018.06.30 Gear Up! 2018 Summer

クルマにこだわるように、どうやら身の回りのものにもこだわるのがわれわれ記者というものらしい。取材の移動時に欠かせないもの、あるいはふと仕事の合間に癒やしてくれるもの、そんな逸品を紹介したい。

流れる街の風景に

『自由の岸辺』
佐野元春&THE HOBO KING BAND

文=竹下元太郎(CG編集長)/写真=CG

去る5月にリリースされた佐野元春の新譜『自由の岸辺』は、彼自身のセルフカバーアルバムである。既存の楽曲から11曲が選ばれ、2018年という時代と社会の下で、アレンジし直されている。ファンとしては純粋に楽曲を聴く楽しさのほかに、なぜこの曲を選んだのだろうか、と思いを巡らす楽しさもある。加えて、当時「ビデオフィルムのエンドマーク」と歌われた歌詞が、さりげなく「googleの検索窓」に変更されていたりと(「最新マシンを手にした子供達」)、歌詞に対するこだわりが垣間見えてとても興味深い。

このアルバムに限らず、佐野元春の楽曲の多くはドライブ、特に大都市でのクルージングと非常に相性がいいように思う。彼のデビューシングルである「アンジェリーナ」や初期の大作「Rock & Roll Night」にもクルマは登場し、都会という空間の広がりに対して、パーソナルな閉ざされた部屋として描かれている。佐野元春の特に初期のコンテンポラリーな詞の世界を語るうえで、クルマの存在は欠かせない。個人的には軽快なビートに乗って歌われる「Wild Hearts ?冒険者たち?」のクルマ風景が好きだ。どんな風景かって? 曲中でも歌われているように、ぜひ、土曜の午後に仕事でクルマを走らせているときに、聴いてみてください。グッときますよ!

『自由の岸辺』
佐野元春&THE HOBO KING BAND
『自由の岸辺』
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