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サイバーならサーバーをフル活用できる
購入と取り付けは有名な量販店にお願いした。最近の車の電気系はヘタにシロウトが手を出すととんでもないことになるので、電装品の装着は車両情報にも詳しい専門店に限る。装着には思わぬパーツが必要になることもあり、筆者の場合でもリアカメラ変換アダプターや車種用電源アダプターが必要だった。取り付け完了後の面倒な各種設定もやすやすとこなしてしまうあたりはさすがに手慣れたものである。
無事装着が済み家路へ。自宅へのルート探索は音声認識でやってみる。発話のほんの数秒後に正確にわが家がプロットされた。数秒後というのはサイバーナビは「スーパールート探索」を使って目的地検索をするのだが、検索はナビの中で行うのではなく通信でつながったサーバーが最新データを元に探し出すため。音声認識もサーバーで処理するので多少のタイムラグが発生するのだ。正確な結果が出ると思えば決して長い時間ではない。住所だけでなく後日「富士スピードウェイ正門」と施設名で発話したときも正しい場所を検索してくれた。それ以来、私の検索方法は音声のみである。楽ナビも通信機能を使ったスマートループ情報には対応しているが、渋滞表示やガススタ情報/駐車場満空情報の表示程度で、スーパールート探索や音声認識は備えていない。まずここでサイバーとの違いを認識する。
自車位置精度の高さは想像どおり正確である。1秒間に10回測位するという「IQ高精度」や道路の傾斜を検知し傾斜角によって変化する走行距離を補正するシステムなどは楽ナビも搭載しているが、サイバーではさらに精度を追求した「アドバンスドIQ高精度」となる。車両の動きを上下/左右/回転方向の6つで敏感に感じ取る「6軸3Dハイブリッドセンサー」を搭載して自律航法の精度をアップ、衛星測位ではGPS、グロナス、みちびきなどすべての衛星に対応というものだ。この「対応」の意味は他社のそれとは根本的に異なる。一般的な複数衛星対応とは、例えばGPSが受信できないときに他の衛星の電波を受信する「対応」であるのに対して、サイバーのそれは受信できる衛星すべてから常時受信するのだ。これを可能にしたのは、メインCPUとは別に用意された自車位置精度専用集積回路によるところが大きい。実際、自車位置の動きはどうかというと、筆者が撮影した走行軌跡を見るとよくわかる。装着してから4カ月、一度も消去せずに残した軌跡は1点1点が積み重なり、何度も走った道路は軌跡が塗りつぶされて1本の白線になっている。郊外の天空の開けた土地だから優秀なのは当然かもしれないが、都心部に行っても傾向は変わらないはずだ。ただ、郊外でも細街路の奥にある自宅に至る道周辺には軌跡が点在した跡がかなりあり、確認したわけではないが走りだし直後のものであれば、サイバーは寝起きが悪いということだろうか。それはともかく、細街路進入直後の不安定さは改善を望みたい。
案内性能はこれまた文句ない。いつも案内性能の評価対象としている某施設はいくとおりものルートがあり、ナビによって案内ルートもさまざま。一番多いのは距離が短いルートだが、サイバーでは走行距離は長くなって迂回(うかい)する形をとっても右左折が少ないルートを提示する。そのルートは運転の負担も少なく楽で、ナビに頼らずに走るときに選ぶルートと同じ。時間的にも早く着くルートだ。
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