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マツダMX-30:あえて電池少なめ搭載のEV

2019.10.25 自動車ニュース
マツダMX-30
マツダMX-30拡大

単純明快もいいけれど、違いのわかるシブい大人の自動車ジャーナリスト・小沢コージが選んだのはマツダ初のピュアEV「MX-30」。マツダはこのモデルを引っ提げて、EVシフトが鮮明なドイツブランドに対抗すべく、欧州市場で勝負をかける。

搭載される電動パワーユニット「e-SKYACTIV」の詳細は未発表ながら、35.5kWhのリチウムイオン電池の搭載が発表されている。
搭載される電動パワーユニット「e-SKYACTIV」の詳細は未発表ながら、35.5kWhのリチウムイオン電池の搭載が発表されている。拡大
グリルがヘッドライト部分にまでつながった、立体的なフロントマスク。これをマツダの次世代フェイスとみる向きもある。
グリルがヘッドライト部分にまでつながった、立体的なフロントマスク。これをマツダの次世代フェイスとみる向きもある。拡大
左右の丸形テールランプをより強調したリアビュー。あえてボディーカラーとは異なるルーフ色を採用しているのも新しい試みだ。
左右の丸形テールランプをより強調したリアビュー。あえてボディーカラーとは異なるルーフ色を採用しているのも新しい試みだ。拡大

クソ真面目な主張を感じてほしい

幼稚園児でもわかるダイハツの「イコイコ」「ツムツム」「ワイワイ」「ワクワク」のコンセプトカー擬音4兄弟も面白かったけど、一見わかりにくいところではシブい大人の主張のマツダのMX-30でしょうか。

一見新世代デザインをまとったピュアEVですが、ここには同社の骨太かつクソ頑固なポリシーが見え隠れします。それはイマドキ少なすぎる35.5kWhの搭載電池量の理由で、ざっくりフル充電から200kmしか走れません。今はやりの平気で500km走れる大容量EVとは大違い。

が、ここには担当役員の言う「ドイツメーカーはあまり言いませんが、電池をつくる際に大量のCO2を発生させているんです」に対するアンチテーゼであり、マツダなりの回答が隠されています。大量電池EVは、走る前にメチャクチャCO2を消費しまくっており、ある意味、借金をしてる状態に近い。いくら走行中にCO2を出さなくても、もともとの罪が重いんです、と。われわれも時代的に電気化するけど、負荷は最低限にしますよ、というメッセージ。

正直、ウチは包装紙を全く使いません! と言い切るパン屋のように硬派かつわかりにくいポリシーだけど、実にマツダらしい。姿形にほぼ表れないそのクソ真面目な主張を感じ取っていただけますと(笑)。

(文=小沢コージ/写真=峰 昌宏、webCG/編集=櫻井健一)

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