ついに渋滞解消へ

さらに言うとですね、湾岸線東行き大井JCTの手前側にあった大井料金所は、隣接する大井南入口から流入してくる車両との織り込み交通の発生によって、日常的に渋滞を発生させておったのです。

湾岸線を空港方面から千葉方面に向かうと、ヘタすりゃ空港北トンネルの手前から渋滞してたでしょ? その原因のひとつがこれだったんですよ。

これまた、首都高のヘビーユーザー以外にはなんのことだかチンプンカンプンだと思います。文章力が至らず本当に申し訳ございません。

で、この大井料金所はといいますと、2018年5月から運用を停止し、撤去工事が進んでおりました。でも、ただ運用を停止しただけじゃ渋滞は解消されない。なぜって、ETCの普及によって、本線料金所そのものは渋滞の原因ではなくなっているからです。

この料金所の問題点は、すぐ先の大井JCTの分岐との距離がわずか200mと、短すぎたことでした。この200mの区間で、本線通行車両と大井南入口からの流入車両が、それぞれ右(湾岸線方面)と左(中央環状線方面)に交錯するので、それによって減速波が発生して渋滞となっていたわけです。さらにわかんないスかね……。

そこで首都高は、大井料金所の運用停止にとどまらず、2019年4月15日、大井JCTの分岐点を500m手前(南側)に移設。これによって大井南入口は、中央環状線方面のみしか行けない「中環大井南入口」に名称変更されたのでありまする。

これら一連の改良によって、湾岸線東行きの大井JCT付近を先頭にした渋滞は、見事に解消されました! なにせ渋滞の原因を全部つぶしたんだから完璧だ。10月からこっち、湾岸線東行きが相当スムーズになったと感じている首都高ヘビーユーザーは少なくないこととお喜び申し上げます。私もそのひとりです。本当によかったです。

撤去中の大井料金所(2019年4月)。
撤去中の大井料金所(2019年4月)。拡大
2018年5月から平和島本線料金所、大井本線料金所の運用が停止され、撤去工事が進められていた。(首都高速道路株式会社のHPより)
2018年5月から平和島本線料金所、大井本線料金所の運用が停止され、撤去工事が進められていた。(首都高速道路株式会社のHPより)拡大
大井南入口は「中環大井南入口」に名称変更された。(首都高速道路株式会社のHPより)
大井南入口は「中環大井南入口」に名称変更された。(首都高速道路株式会社のHPより)拡大
清水 草一

清水 草一

お笑いフェラーリ文学である『そのフェラーリください!』(三推社/講談社)、『フェラーリを買ふということ』(ネコ・パブリッシング)などにとどまらず、日本でただ一人の高速道路ジャーナリストとして『首都高はなぜ渋滞するのか!?』(三推社/講談社)、『高速道路の謎』(扶桑社新書)といった著書も持つ。慶大卒後、編集者を経てフリーライター。最大の趣味は自動車の購入で、現在まで通算47台、うち11台がフェラーリ。本人いわく「『タモリ倶楽部』に首都高研究家として呼ばれたのが人生の金字塔」とのこと。

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