第641回:さらば日本人以上の日本車愛好家! あるフランス人自動車ジャーナリストにささげる言葉

2020.02.07 マッキナ あらモーダ!

あの男はもう現れない

そのフランス人は、初代「ダイハツ・シャレード」について熱く語った――。

2月のパリといえば、ヒストリックカーショー「レトロモビル」である。2020年の会期は2月5日から9日までだ。

このイベントは毎年、古いクルマを愛好するヨーロッパの人々にとって、本人と愛車の元気を確かめ合う新年会的な役割も果たしている。

しかし2020年は、悲しいことにひとりの人物がやって来ないことになった。フランス人自動車ジャーナリスト、ティエリー・アスティエール氏である。彼は昨2019年の10月15日に死去した。42歳だった。

2019年パリにて。筆者がプレゼントした「トヨタホーム」のカタログを手に喜色満面のティエリー・アスティエール氏。これが彼との最後になってしまった。
2019年パリにて。筆者がプレゼントした「トヨタホーム」のカタログを手に喜色満面のティエリー・アスティエール氏。これが彼との最後になってしまった。拡大
大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住21年と脈絡なき人生を歩んできたものの、おかげで妙に顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーターとして執筆活動に携わると共に、NHKラジオフランス語テキストでも活躍中。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』レギュラーリポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストなど、ラジオでも奮闘している。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)、『メトロとトランでパリめぐり】(コスミック出版)など数々の著書・訳書あり。

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