BMW M135i xDrive(前編)
2020.02.20 谷口信輝の新車試乗 FRベースからFFベースへと、車体の基本構造が大きく変わった「BMW 1シリーズ」。レーシングドライバー谷口信輝はその仕上がりをどう見るのか? まずはデザインやユーティリティー性からチェックしていこう。連想したのは“トヨタのアレ”
今回、谷口信輝に試乗してもらったのは「BMW M135i xDrive」である。
Mのあとに3ケタの数字が続くモデル名のBMWは「Mパフォーマンス」というシリーズに分類される。BMWの量産車で最もスポーティーなのは「M」で、通常ラインのモデル名は3ケタの数字+アルファベットで構成されるが、性能的に両者の中間に位置するのがMパフォーマンス。アウディでいえば「RS」モデルと「A」モデルの間に挟まれた「S」モデルに相当する。
実はメルセデスAMGも同種のモデルをラインナップしていて、「Aクラス」なら「A35 4MATIC」、「Cクラス」なら「C43 4MATIC」、「Eクラス」なら「E53 4MATIC+」がこれに相当する。興味深いのはアウディのSモデルもBMWのMパフォーマンスもメルセデスAMGのエントリーモデル(そんな言い方をメルセデスAMGはしていないが……)も、近年はフルタイム4WDになる傾向があること。とりわけMも(上級の)AMGもいまだに後輪駆動モデルが少なくないだけに、この点はちょっと面白い。
いきなり話が脱線した。まずはクルマを止めた状態で谷口にM135iを観察してもらおう。
「あー、なんか『トヨタ・カローラ』みたいですねえ」
おっと、これはいきなりの爆弾投下だ。
「うちの近所に水色のカローラがいるんですが、それとよく似ています」
それって、色が同じというだけの話ではないのか?
「まあ、そうかもしれませんが、僕はいまのカローラは結構格好(かっこ)いいと思っているんですよ」
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!