「BMW 5シリーズ」がマイナーチェンジ 欧州で2020年7月に市場導入を開始
2020.05.27 自動車ニュース![]() |
独BMWは2020年5月27日(現地時間)、「BMW 5シリーズ」をマイナーチェンジするとともに、スポーティーな外装パーツおよび専用カラーリングを採用したモデル「Mスポーツエディション」を全世界1000台の台数限定で発売すると発表した。
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運転支援システムがさらに進化
「セダン」が「G30」、ステーションワゴンの「ツーリング」が「G31」と呼ばれる5シリーズとして7世代目となる現行モデルは、2017年1月にセダンが、同年7月にツーリングが日本に導入された。
今回のマイナーチェンジでは内外装の変更に加え、4気筒および6気筒エンジンを搭載する全モデルに、48Vのスタータージェネレーターを備えたマイルドハイブリッドシステムを搭載。音声での操作を可能とする「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」や、ナビゲーションのデータを使って車線変更が必要なタイミングを事前に察知し、簡単に車線変更を行えるようサポートする「ステアリング&レーンコントロールアシスト」なども採用されている。BMWは「最新の5シリーズは自動運転への道をさらに数歩進んだ」と説明している。
内外装を大幅にブラッシュアップ
フロントフェイスでは、幅と高さを増した大型のキドニーグリルに対して、2つのU字型(オプション装備の場合はL字型)のデイランニングライトを内蔵する細身に仕立てられたヘッドライトが特徴となる。アダプティブコーナリングライト機能とマトリクステクノロジーによる幻惑防止ハイビーム機能を含む「BMWセレクティブビーム」とハイビームアシスタント機能を採用した新しい「フルLEDヘッドランプ」、「BMWレーザーライト」が全モデルにオプション設定される。これらオプションのヘッドライトは、外側のデイランニングライトがターンインジケーターを兼ねている。
リアスタイルでは装備ラインやエンジンバリエーションに関係なく、ブラックの縁取りと新しいL字型デザインにリニューアルされたリアコンビネーションランプや、台形のテールパイプフィニッシャーが全車に標準装備されている。
インテリアでは、マルチファンクションスイッチの配置が見直されたスポーツレザーステアリングホイールを標準装備。10.25インチ(標準装備)または12.3インチ(オプション)のコントロールディスプレイやセンターコンソール操作部のデザインを変更するとともに、拡張機能付きオートマチッククライメートコントロールも採用された。新たなオプション装備品として各種調節機能を備えた「Mマルチファンクションシート」やインテリアトリムストリップ、「センサテックパーフォレーテッドトリム」のシート表皮なども追加されている。
プラグインハイブリッド車を5モデルに拡大
パワートレインについては、前述の通り4気筒および6気筒エンジン搭載モデルのすべてに11PSの電気ブースト機能を備えた48Vマイルドハイブリッド技術を採用したほか、最上位モデルとして最高出力530PSのV8エンジンを搭載する「M550i xDriveセダン」も設定している。
また、従来型では「530eセダン」のみだったプラグインハイブリッド車のラインナップ拡大もトピックで、発売時に「530eセダン」「530e xDriveセダン」「530eツーリング」「530e xDriveツーリング」の4モデルを設定し、さらに2020年秋には「545e xDriveセダン」も追加の予定だ。545eは、最高出力286PSの直6ガソリンエンジンに同109PSの電気モーターを組み合わせ、システム合計出力394PSを発生。バッテリーみのでの航続距離は54~57kmと発表されている。
全世界1000台の「Mスポーツエディション」を設定
マイナーチェンジモデルと同時に「Mスポーツパッケージ」と呼ばれる空力パーツや、重量と抗力係数が低減された「BMWインディビジュアル エアパフォーマンスホイール」、「ドニントングレーメタリック」の専用カラーリングなどを採用した「Mスポーツエディション」モデルも、全世界1000台の台数限定で販売するとアナウンスされた。
5シリーズのマイナーチェンジモデルおよびMスポーツエディションの日本への導入予定については、明らかにされていない。
(webCG)
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