キズや傷みも気になるけれど……

取材の舞台となったのは、東京・鹿浜のKeePer LABO足立店。KeePer技研が全国展開する、「洗車とコーティングの専門店」のひとつである。

「洗車もサービスに含まれるので、事前の準備は一切不要」と案内を受けた記者&バイパーは、武蔵野の砂っぽこりを環七沿いにデリバリーしつつ、普段通りの姿で参上。相対するはこの道7年、KeePer技研 東京営業所 キーパーラボ事業部課長の小暮義久氏だ。足立店にも3人しかいないという、EXキーパーの施工が認められる「EX一級技術資格」の保有者である。

ここでちょいと説明すると、今回の“お題”であるEXキーパーは、今年(2020年)2月より順次提供が開始された、新しいカーコーティングである。既存の「Wダイヤモンドキーパー」を超えるKeePer技研の最上級商品で、特徴は資料にいわく、コーティング自体が存在感を持つこと。既存のコーティングは「クルマの塗装を守り、つやを出してその美しさを引き立てる」という黒子的なものが主だったが、EXキーパーはコーティングの被膜そのものによる美しさを追求しているのだ。

そんなステキなコーティングを、ちゃんと施工できますかどうか。まずはバイパーの現状を確認である。キズや傷みに加えて氏が気にしたのは、塗装とクリアの状態だった。

小暮氏(以下、小暮):……このクルマ、再塗装してますか?

ほった:え? そういう話は聞いたことないですけど。

小暮:そうなんですか。見たところ、塗膜がかなり薄いようなんですが……。コーティングの施工では、下処理としてボディーを研磨するのですが、このクルマはあまり磨かないほうがいいかもしれません。特に気泡が出ている場所の研磨は避けようと思います。それと、(クリアのハゲや塗装の浮きを見つつ)こうした症状自体についてはコーティングでも隠せないので、ご理解ください。

いやいや、ご理解もなにも。こちとら「施工ができる」というだけでも驚いている次第である。なにせバイパーがダメだった場合に備え、社用車の「BMW M140i」まで用意していたくらいなのだ。

「まじで?」「施工できるの?」という言葉を飲み込み、「……ダイジョブです」とだけ回答。あまりに“黄ばみ”がひどいことから、サイドメニューの「ヘッドライトクリーン&プロテクト」も実施することとし、具体的な作業がスタートした。

KeePer技研では、「EXキーパー」を施工できるスタッフの在籍する店舗を「キーパーEXプロショップ店舗」に認定。今回はそのひとつである、東京・鹿浜のKeePer LABO足立店にうかがった。
KeePer技研では、「EXキーパー」を施工できるスタッフの在籍する店舗を「キーパーEXプロショップ店舗」に認定。今回はそのひとつである、東京・鹿浜のKeePer LABO足立店にうかがった。拡大
今回「バイパー」に「EXキーパー」を施工した、KeePer技研の小暮義久氏。コロナ禍のもとでの取材だったので、マスクをしての“ご出演”と相成った。
今回「バイパー」に「EXキーパー」を施工した、KeePer技研の小暮義久氏。コロナ禍のもとでの取材だったので、マスクをしての“ご出演”と相成った。拡大
KeePer LABO足立店にいざ参上。後ろの白いのは、万が一に備えて用意しておいた編集部の「BMW M140i」である。
KeePer LABO足立店にいざ参上。後ろの白いのは、万が一に備えて用意しておいた編集部の「BMW M140i」である。拡大
小暮氏が気にしたのは「バイパー」の塗膜の薄さ。あまり研磨してしまうと下地が見えてしまう可能性もあるので、今回は研磨は控えめにすることに。
小暮氏が気にしたのは「バイパー」の塗膜の薄さ。あまり研磨してしまうと下地が見えてしまう可能性もあるので、今回は研磨は控えめにすることに。拡大
ヘッドランプのレンズをクリーニングする小暮氏。塗装が傷んでいたので、研磨に際してはマスキングテープを貼る/剥がす作業も慎重に行われた。
ヘッドランプのレンズをクリーニングする小暮氏。塗装が傷んでいたので、研磨に際してはマスキングテープを貼る/剥がす作業も慎重に行われた。拡大
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