BMW M8グランクーペ コンペティション(前編)
2020.07.23 谷口信輝の新車試乗 2400万円超のプライスタグを付けるBMWの最高級4ドアクーペに、レーシングドライバー谷口信輝が試乗。ワインディングロードへと駆け出す前に、そのデザインやユーティリティー性からチェックしてみた。とにかくかっこいい
今回、谷口信輝が相対するのはBMWの最高峰モデルである「M8グランクーペ コンペティション」だ。
「M8」は、BMWが2018年にリリースした新型「8シリーズ」のハイパフォーマンスバージョンで、まずは2ドアクーペを2019年6月に発売。その翌月には同じ2ドアの「カブリオレ」がリリースされ、唯一の4ドアモデルである「グランクーペ」は2020年に入ってから発売された。最後に“コンペティション”の名が付くモデルは、標準仕様よりも25PS出力を向上させたM8の上位モデルとして設定されており、BMW全シリーズの頂点に君臨する「フラッグシップ中のフラッグシップ」といって差し支えのない一台である。
これまでもBMWのMモデルを高く評価してきた谷口に、まずはその外観をチェックしてもらおう。
「いやあ、このクルマ、本当にかっこいいですね」
ひと目見ただけで谷口はM8グランクーペのスタイリッシュなデザインにほれ込んでしまったようだ。
「このクルマを真っ黒のベタ塗りにしてシルエットクイズに出しても、きっとその形を見てかっこいいと思うでしょうね。フロントマスクもいいデザインだし、ボンネットやボディーサイドに入っているキャラクターラインもかっこいい。僕は『6シリーズ』のグランクーペがすごく好きだったんですが、この新しい8シリーズのグランクーペも本当にかっこいい。大好きなデザインです」
谷口はM8グランクーペのディテールにも心を奪われたらしい。
「このホイールはいかにも軽そうなうえに凝ったデザインでかっこいいし、テールゲート状のリアスポイラーとか内外装のいたるところにカーボンパーツや“カーボン風”のパーツを使っているところもセンスがいい。あと、このボディーカラー、シンプルなグレーみたいだけれど、よくよく見ればパールが入っていますよね? これは相当(値段が)高いペイントでしょ。いやあ、凝っていますねえ」
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