テスラ・モデル3パフォーマンス(前編)

2021.05.30 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「テスラ・モデル3」に試乗。既存の自動車メーカーとはまったく異なるアプローチで仕立てられたハイパフォーマンス電気自動車(BEV)は、山野に何を語りかけるのだろうか。

スゴ腕の車両コントロール

テスラ・モデル3の感想を聞かれた山野哲也は開口一番にこう切り出した。

「パイクスピークを思い出しましたねぇ」

パイクスピークとは、言わずと知れた北米コロラドで行われる究極のヒルクライム競技のことだ。山野は2015年にホンダが開発した4モーター駆動の電動プロトタイプ「Honda Electric SH-AWD with Precision All-Wheel Steer」でエントリー。見事にクラス優勝(総合14位)を飾っている。

webCG:やはり電気モーターならではの、いきなり「ガツン!」とくる駆動力が印象的ですか?

山野:はい。内燃機関では絶対に出ないトルクですね。脳みそを直撃するような発進加速! それでいて、クルマがまったく暴れない。内燃機関車だと、これだけのトルクが与えられるとホイールスピンを免れないのですが、電動車ではそれがない。なんというか、ネチョーとした加速感があります。

webCG:ネチョー?

 
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