トヨタ・ミライG“Aパッケージ”(前編)
2021.06.27 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「トヨタ・ミライ」に試乗。先代モデルとは一転して大型サルーンへと変貌、駆動方式には後輪駆動を採用した燃料電池自動車(FCV)に、山野はどんな未来を見たのだろうか。UFOに乗っている感覚
「なんだか宇宙船のようですね。宇宙船に乗ったことはありませんが」
こう笑うのは山野哲也だ。今回の試乗車は、トヨタの量産型FCVであるミライ。燃料として積んでいる水素を空気中の酸素と結びつけて電気をつくって走る電気自動車だ。動力のキモとなる「燃料電池」(FC:フューエルセル)は、いわば“水の電気分解”と逆の行程で発電する装置である。ミライの第一印象を、もう少し聞いてみよう。
山野:ミライの加速感は、文字通り“未来”を感じさせます。あたかも道路に接地しておらず、地上10cmのところを浮いたまま移動するような……。宇宙船というよりはUFOですね!
webCG:未来的な加速感に加え、乗り心地もいい?
山野:いいですね。「浮遊感」という言葉と矛盾するようですが、いい意味で重さを感じさせます。重量があるからこそ、クルマ全体の動きが小さい。タイヤとサスペンションが路面からの衝撃を吸収して、なおかつ自重で動きを抑える……。
webCG:それは古典的な「乗り心地のよさのつくり方」といえるかもしれません。
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