ポルシェ911ターボSカブリオレ(後編)

2021.10.07 谷口信輝の新車試乗 谷口信輝がワインディングロードで新型「ポルシェ911ターボSカブリオレ」に試乗。圧倒的な高性能を誇る同モデルだが、クルマ好きに伝えておきたい気になる点もあるという。それは一体……?

要はバランス

箱根のワインディングロードでポルシェ911ターボSカブリオレに試乗して、その剛性感の高さに圧倒されたと語る谷口信輝。そんなターボSはドライバーにどんな走りの世界を体験させてくれるのか。谷口に詳しく説明してもらおう。
「足まわり、ステアリング系、ブレーキ系などの剛性のバランスがとにかくいい。しかも、そのどこにも剛性感の低いところがないんですよね、きっと。でも、これだけクルマ全体の剛性を高めていくと、最後はタイヤに負担が集中して、コーナリング中にパタンとサイドウォールが倒れてしまったりする。しかも911はリアエンジンだから、めちゃくちゃリアヘビーでしょ。そういう意味では、後輪が果たす役割はものすごく大きいんですが、このタイヤはまったくへこたれませんね」

試乗車に装着されていたのは「グッドイヤー・イーグルF1スーパースポーツ」。そういえば、最近は「タイカン」や「パナメーラ」にもグッドイヤーの「イーグルF1アシンメトリック」などが装着されていることがある。タイヤに対するポルシェの要求に、グッドイヤーがしっかりと応えている証拠だろう。

911ターボSカブリオレの印象として、谷口はこんなことも語ってくれた。
「さっきもお話ししたとおり、このクルマは剛性のバランスがいいんだと思います。だから、不快に感じるところがないし、ドライバーに『怖い!』と思わせることもない。クルマが伝えるべきインフォメーションをしっかりと感じさせてくれるいっぽうで、ガタガタ、ゴツゴツといった振動がないので疲れにくく、ドライバーとしては強い安心感を味わえるでしょうね」

ただし、いくら「不快に感じるところがない」といっても、そこは650PSを支える足まわり。乗り心地はそれなりに硬めだと谷口は指摘した。
「最初に乗り出したときは、ちょっと硬めの乗り心地だなと感じました。おそらく、多くの人がそう感じるんじゃないでしょうか。でも、この硬さがなんともいえない安心感につながっているんです」

 
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