メルセデス・ベンツC200アバンギャルド(前編)

2021.12.23 谷口信輝の新車試乗 新型「メルセデス・ベンツCクラス」のステアリングを握った谷口信輝は、感心した様子をみせたかと思えば、なぜか怪訝(けげん)な表情に。走りのプロは、どんなところが気になったのか?

切ってみて「あれ?」

今回、谷口信輝に試乗してもらうのは、フルモデルチェンジを果たしたばかりのメルセデス・ベンツCクラスの、「C200アバンギャルド」である。C200といってもエンジンの排気量が1.5リッターであることは皆さんもご存じのとおり。ここにターボチャージャーとISGと呼ばれるスタータージェネレーター(つまりはモーターの一種)を組み合わせることにより、最高出力204PS、最大トルク300N・mを発生。Cクラスの主力モデルのひとつとされているグレードだ。

ここで試乗を終えたばかりの谷口に新型Cクラスの印象を語ってもらおう。
「撮影ポイントの前後(の安全な場所)でUターンしたとき、すっと早めにステアリングを切ったら、予想以上の勢いでぎゅっと向きを変えたので『あれ?』って思いました。このクルマ、4WS(4輪操舵システム)が付いていますよね?」

さすが谷口、試乗車にはメルセデスが「リアアクスルステアリング」と呼ぶ4WSが装備されていることを即座に見抜いたようだ。
「やっぱり、そうですよね。実は『4WSかも』と思ったときにサイドウィンドウを開けて後輪の様子を見たら、タイヤの向きがけっこう変わっていたみたいだったので、そうじゃないかなと思っていたんです」

メルセデスは回転直径によってその小回り性を表現しているが、4WSのないCクラスの回転直径が11.07mなのに対して4WS付きは10.64mにとどまる。つまり、回転半径で比べても20cm以上の差があるので、狭い場所での取り回し性は大きく向上するとみていいだろう。

 
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