日産ノート オーラNISMO(前編)
2022.03.20 池沢早人師の恋するニューモデル 不朽の自動車漫画『サーキットの狼』の作者・池沢早人師が、日産自慢の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した「ノート オーラNISMO」に試乗。同社のモータースポーツを担うNISMOの名を冠した、コンパクトホットハッチの評価やいかに。走りもスタイリングも個性的
日産のシリーズハイブリッド車「ノート オーラ」に、NISMOの魂とこだわりを注ぎ込んだ“駿足(しゅんそく)のシティーレーサー”こと日産ノート オーラNISMO。そのコックピットから降りてきたのはご存じ、漫画界のレジェンドにして元JGTCレーサーでもある池沢早人師先生だ。
われわれのイメージでいえば「ロータス・ヨーロッパ」や「ポルシェ911」のようなスポーツモデルこそがよく似合う池沢先生である。NISMOバージョンとはいえ失礼ながら“普通の5ドアハッチバック車”は、正直あまりマッチしないようにも感じられる。
「これは……日産ノートのNISMOバージョンですよね。正しくはなんていう名前のクルマでしたっけ?」
漫画界のレジェンドは、NISMOの名を冠したチューンドコンプリートカーの車名を、正確には把握していらっしゃらないようだ(笑)。
ノートのプレミアム版がオーラであり、そこにNISMO専用の足まわりや空力パーツなどを装着したものが今回の試乗車であると、あらためてご説明する。
「あぁ、そうでしたね。失礼しました。これは……走りもホットハッチとしてのデザインも個性的ですばらしいです! 運転を楽しみたい人には絶対おすすめですよ!」
日産ノート オーラNISMOの、ポルシェ911などと比べればいささか高い位置にあるルーフに触れながら、レジェンドは満面の笑みでそうコメントした。
では日産ノート オーラNISMOのいったい何が、70台以上の愛車遍歴を持つ池沢早人師にそう言わしめたのか? 以下、順を追って聞いていこう。
![]() |
![]() |
![]() |
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!
-
日産ノート オーラNISMO(FF)【試乗記】 2021.12.17 試乗記 日産自慢の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載した、チューンドコンプリートカー「ノート オーラNISMO」に試乗。本籍地をサーキット1丁目1番地とするレース屋NISMOの名を冠する、その走りとはいかなるものか。
-
-
日産ノートAUTECHクロスオーバーFOUR(4WD)【試乗記】 2021.11.26 試乗記 AUTECHブランドが掲げる「プレミアムスポーティー」と、SUVの機能やスタイルを融合させたという日産のコンパクトモデル「ノートAUTECHクロスオーバー」。SUVテイストをまぶしたその新種の走りを、ロングドライブで確かめた。
-
スズキVストローム800DE(6MT)【レビュー】 2023.3.13 試乗記 注目の新型アドベンチャーバイク「スズキVストローム800DE」に、イタリア・サルデーニャで試乗。盛り上がりを見せるセグメントの“ど真ん中”にスズキが投じた一台は、市街地でストレスなく、峠道やオフロードでは爽快に楽しめる、まさに万能マシンに仕上がっていた。
-
フォルクスワーゲン・ゴルフR(4WD/7AT)【試乗記】 2023.3.10 試乗記 300PSオーバーの高出力エンジンとトルクベクタリング機構付きの4WDシステムを組み合わせた、新しい「フォルクスワーゲン・ゴルフR」。速さ、操作性、乗り心地と、従来型から全方位的に進化を遂げた新型は、まさに万能マシンと表すべきクルマに仕上がっていた。
-
フェラーリ・プロサングエ(4WD/8AT)【海外試乗記】 2023.3.8 試乗記 フェラーリ初の4ドア・4シーターモデル「プロサングエ」に、冬のアルプス山麓で試乗。一部から「SUVの跳ね馬なんて……」と懐疑的な目で見られていたマラネッロの新作は、V12フェラーリの血統を確かに受け継ぐ、由緒正しきスーパースポーツに仕上がっていた。