おめでとう50周年! ホンダが「シビック」の誕生50周年を祝う企画展を開催
2022.07.01 自動車ニュース![]() |
2022年7月1日、東京・南青山にあるHondaウエルカムプラザ青山において「CIVIC 50周年企画展」が始まった。
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発表されたばかりの「シビックe:HEV」の姿も
「世界市民のベイシックカー」をスローガンに掲げて、初代「ホンダ・シビック」がデビューしたのは、今からちょうど50年をさかのぼる1972年7月。車輪を四隅に配置したコンパクトで軽量な2ボックスの台形ボディーに、いわゆるジアコーザ式のエンジン横置きFFレイアウトを組み合わせるという、欧州製小型実用車の最新トレンドを導入。それまでホンダの社是だった高回転・高出力型の空冷エンジンから、一転して扱いやすさと経済性を重視してチューンを抑えた水冷の1.2リッター直4 SOHCエンジンを搭載。全体を通じて合理的な設計思想が貫かれ、既存の日本車のヒエラルキーに属さない新鮮さと知性を備えたモデルとして、高い人気と評価を獲得したのだった。
そんな初代の誕生から50年分の感謝を込めた記念企画展が、7月1日にHondaウエルカムプラザ青山で開幕。7月31日まで1カ月にわたって開かれる。
会場では歴代シビックの実車展示をはじめ、デジタルディスプレイでの歴代モデルのデザインスケッチの紹介、ファン参加企画「♯推シビック総選挙」、そして記念グッズの販売などが実施されている。
展示される実車は、会期中の期間によって入れ替えられる。7月1日~22日までの第一部では、初代から11代までの奇数代のモデルを展示。すなわち1972年に誕生した初代、1983年登場の「ワンダーシビック」こと3代目、1991年登場の「スポーツシビック」こと5代目、2000年登場の「スマートシビック」こと7代目、2011年登場の9代目、そして2021年登場の現行11代目。ちなみに11代目はガソリンエンジン車2台に、6月30日に発表されたばかりの「シビック e:HEV」を加えた3台で、計8台が展示される。
7月23日から31日の第二部では、1979年デビューの「スーパーシビック」こと2代目、1987年登場の「グランドシビック」こと4代目、1995年登場の「ミラクルシビック」こと6代目、2005年登場の8代目、2015年登場の10代目という偶数代モデル5台に、初代の「RS」、そして一部と同じ3台の現行11代目を加えた計9台となるとのことだ。
なおホンダでは、この記念展示のほかに、モビリティリゾートもてぎでのファンミーティングなどといった50周年記念イベントも企画中とのことである。
(文と写真=沼田 亨)