アバルト595 F595(後編)
2022.10.23 思考するドライバー 山野哲也の“目” 前編ではそのスタイリングについて終始笑顔で語ったレーシングドライバー山野哲也が、いよいよ「アバルト595 F595」の走りを語る。なんでも、締め上げられたシャシーに揺すられていると、山野にはクルマからのあるメッセージが伝わるのだとか。硬派に見えて優しい一面も
前回に続いて、レーシングドライバーの山野哲也にアバルト595 F595のインプレッションを語ってもらおう。同車は、165PSの1.4リッターターボに5段MTを組み合わせた、ホットなイタリアンコンパクトだ。
見ても乗っても楽しい演出がいっぱい。アグレッシブなドライブフィールが運転者を喜ばせるアバルト595だが、意外な気づかいも見せる。
山野:595は、発進時にブレーキペダルから足を離すと、ちょっとエンジンの回転数が上がります。
webCG:MTでもエンストしにくい?
山野:親切な工夫です。一般的にMT車に乗るユーザー数が減って、クラッチ操作になじみがないドライバーが595の運転席に座ることもあると思います。その際、「エンストしないから安心してクラッチをつないでね」と助けてくれる。極端な話をすると、アクセルペダルを踏まなくてもアイドリングだけで発進できます。坂道発進では、やはりブレーキペダルから足を離してもすぐにクルマが後退しないよう、ホールド機能が働きます。
アバルト595は、インパネに設けられた「SPORT」スイッチを押すと、オーバーブーストがかかって、通常210N・mの最大トルクが230N・mへと強化される。出足や加速がグッとよくなるわけだ。
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