バッテリー容量アップで「レクサスUX300e」の一充電走行距離が450kmに

2022.10.12 自動車ニュース webCG 編集部
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レクサスUX300e(プロトタイプ)
レクサスUX300e(プロトタイプ)拡大

トヨタ自動車は2022年10月13日、電気自動車(EV)「レクサスUX300e」の一部改良モデルを発表した。

 
バッテリー容量アップで「レクサスUX300e」の一充電走行距離が450kmにの画像拡大
 
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バッテリー容量アップで「レクサスUX300e」の一充電走行距離が450kmにの画像拡大
 
バッテリー容量アップで「レクサスUX300e」の一充電走行距離が450kmにの画像拡大
 
バッテリー容量アップで「レクサスUX300e」の一充電走行距離が450kmにの画像拡大

今回は駆動用リチウムイオンバッテリーの増強に加えて、ボディー剛性を強化するなどしてEVとしての基本性能の底上げを図っている。

新開発の電池パックの採用によって駆動用リチウムイオンバッテリーの容量を54.4kWhから72.8kWhにアップ。一充電走行距離は従来モデルよりも40%以上長い450kmを、電費性能は166.7Wh/km(いずれも欧州仕様のプロトタイプ)を実現した。

サイドドアおよびバックドア周辺の開口部にスポット溶接打点を20カ所追加し、ボディー剛性を強化。Toyota Technical Center Shimoyamaでの走り込みを通じて電動パワーステアリングやショックアブソーバー、ブレーキなどを再チューニングし、あらゆるシーンでの減速・操舵・加速がシームレスにつながる気持ちよさなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求している。

先に改良モデルが導入されたガソリン車/ハイブリッド車と同様に、予防安全技術やインフォテインメントシステムも最新世代にアップデートされている。「Lexus Safety System+」は単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上によって「プリクラッシュセーフティー」の対応領域を拡大。昼間の自転車運転者や夜間の歩行者に加えて、交差点右折時の前方からの対向直進車や右左折時の前方からの横断歩行者も検知可能としたほか、ドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能も追加した。同一車線内の中央を走行できるようアシストする「レーントレーシングアシスト(LTA)」は車線認識にAIを活用することで支援範囲を拡大。全車速追従機能付きの「レーダークルーズコントロール」にはカーブの大きさに合わせてあらかじめ減速する「カーブ速度抑制機能」を追加した。さらに、LTA作動時にドライバーの無操作状態が続いた場合に音と表示、緩減速でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外にも異常発生を伝えながら車線内に減速・停車する「ドライバー異常時対応システム」も採用している。

インストゥルメントパネルには高解像度の12.3インチタッチディスプレイを全車に標準装備。タッチ操作の採用に伴ってインパネおよびコンソール周辺のレイアウトを最適化し、それによって生まれたスペースに2基のUSBタイプCポートを追加したほか、スマートフォンの無接点充電器のスペースも上下方向に拡大している。システム自体も「NX」などと同様の最新世代を採用。「ヘイ、レクサス」などの掛け声で起動する音声認識機能に加えて、「Android Auto」(有線接続のみ)と「Apple CarPlay」(WiFi接続も可能)に対応した。

専用アプリのインストールによってスマートフォンをデジタルキーとして使えるようになったのも新しい。画面操作によってドアのロック/アンロックができるだけでなく、スマートフォンを携帯していればエンジンスタートも可能に。スマートフォン間でデジタルキーの受け渡しも可能で、離れた場所にいる家族や友人間で車両の貸し借りができる。

レクサスUX300eの最新モデルは2023年春ごろに国内発売される予定だ。

(webCG)

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