マセラティが勝利に意欲 フォーミュラE初の東京ラウンドに参戦
2024.03.28 自動車ニュース![]() |
マセラティは2024年3月28日、東京・有明で開催される電気自動車の市街地レースシリーズ「ABB FIAフォーミュラE世界選手権」(予選・決勝レース:3月30日)への参戦に伴い、報道関係者向けにマセラティMSGレーシングのドライバー会見を行った。
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ABB FIAフォーミュラE世界選手権は世界中の市街地を転戦するレースシリーズで、シーズン10となる今季は、フォーミュラE史上初めて、東京が開催地として組み込まれた。全長2.582kmの特設コースが、東京ビッグサイトを囲むように設定される。
マセラティMSGレーシングは2023年、イタリアの自動車メーカーとして初めてフォーミュラEに参戦した。昨シーズンは年間総合6位でフィニッシュ。3度表彰台に登り、1勝を挙げている。今季は第4ラウンドのサンパウロ戦が終了した時点でエースドライバーのマキシミリアン・ギュンター選手がランキング8位につけている。
マセラティMSGレーシングでの2年目を迎えたギュンター選手は、1997年生まれのドイツ国籍。「日本の文化とライフスタイル、そして日本のグルメがとても好きです。熱心なモータースポーツファンが多いことも知っています。今回用意された東京のコースは、低速から高速までさまざまなテクニカルコーナーを備えたタフなストリートトラックです。シミュレーターでは何度も練習を行っており、本戦を迎えるのが今から楽しみです」とコメントした。
ギュンター選手のチームメイトとなるジェハン・ダルヴァラ選手は、1998年生まれのインド国籍。F2選手権で活躍し、今季よりフォーミュラEにステップアップした。「日本には初めて来ました。私を含め東京でのレースは、今回参加する全ドライバーが初めて経験します。決勝戦に進出することは現実的で達成可能な目標ですし、レースを順調に進めていけば両車とも確実にトップ10フィニッシュを達成できると思います」と、抱負を述べた。
マセラティMSGレーシングは、モナコのモンテカルロに本拠地を置く。各国を転戦するレースは30人のスタッフで運営され、モナコのヘッドクオーターには5人が常駐しているという。
ギュンター選手とダルヴァラ選手がドライブする「マセラティ・ティーポフォルゴレ」は、ブルーの車体色を基調に、マセラティの電動モデル「フォルゴレ」を想起させる「ラメフォルゴレ(銅の輝き)」をアクセントに用いている。マセラティは2030年までに市販モデルの100%電動化を目指しており、フォーミュラEを重要なレース活動に位置づけている。
(webCG)