アウディが新型電気自動車「A6スポーツバックe-tron」「A6アバントe-tron」を発表

2024.08.06 自動車ニュース webCG 編集部
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写真向かって左から「アウディA6アバントe-tronパフォーマンス」「A6スポーツバックe-tronパフォーマンス」「S6スポーツバックe-tron」。
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独アウディは2024年7月31日、ニューモデル「A6スポーツバックe-tron」「A6アバントe-tron」を発表した。

A6アバントe-tronパフォーマンス
A6アバントe-tronパフォーマンス拡大
 
アウディが新型電気自動車「A6スポーツバックe-tron」「A6アバントe-tron」を発表の画像拡大
 
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A6スポーツバックe-tronパフォーマンス
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S6スポーツバックe-tron
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S6アバントe-tron
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一充電走行距離は647km~756km

アウディA6スポーツバックe-tronおよびA6アバントe-tronは、欧州Eセグメントに属する新型の電気自動車(EV)である。ボディーサイズは全長×全幅×全高=4928×2137(ミラーを含む)×1487mm(スポーツバックの数値、アバントは全高=1527mm)、ホイールベース=2946mm。プラットフォームには「ポルシェ・マカン」や「アウディQ6 e-tron」と同じく「プレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)」を採用しており、アウディとしてはPPEを用いた第2弾のモデルとなる。

800Vのバッテリーユニットは12のモジュールにまとめられた120個のセルで構成されており、100kWh(正味容量94.9kWh)の総電力量を確保。スタンダードモデルの「A6スポーツバックe-tronパフォーマンス」「A6アバントe-tronパフォーマンス」は、リアにPSM(永久磁石同期モーター)を搭載した後輪駆動モデルとなっており、270kW(367PS)のシステム出力を発生する。動力性能は、両モデルともに0-100km/h加速が5.4秒、最高速が210km/hと公称。一充電走行距離はスポーツバックが756km、アバントが720kmとされている。

いっぽう、ハイパフォーマンスバージョンの「S6スポーツバックe-tron」「S6アバントe-tron」は、フロントにもASM(非同期モーター)を搭載した四輪駆動モデルで、370kW(503PS、ローンチコントロール時は405kW<551PS>)のシステム出力を発生。0-100km/h加速は3.9秒、最高速は240km/h、一充電走行距離はスポーツバックが675km、アバントが647kmとされている。

いずれのモデルも、最大で270kWの超急速充電に対応しており、A6スポーツバックe-tronパフォーマンスであれば、10分間の充電で310kmの走行距離を得ることが可能。充電状態(SoC)10%から80%まで、21分で充電できるという。

また高度な回生ブレーキも特徴で、最大で220kWのエネルギーを回生することが可能。日常のブレーキプロセスの約95%を、摩擦ブレーキではなく回生ブレーキで行えるという。回生の強さはステアリングのパドルで調整でき、アクセルを放すと惰性走行を行うコースティング走行や、アクセルを緩めるだけで強い制動が発生する、ワンペダルドライブに近い走行も可能となっている。

新しいコンセプトのインターフェイスにも注目

エクステリアデザインは空力性能を徹底的に追求したもので、スポーツバックで0.21、アバントで0.24というCd値(空気抵抗係数)を実現。オプションでコンパクトな第2世代バーチャルエクステリアミラーも用意される。また高度な灯火類のシステムも特徴で、マトリクスLEDヘッドライトに加え、リアには合計450セグメントのOLEDを用いた第2世代デジタルOLEDリアライトを採用。ライトはさまざまなパターンで点灯させることが可能で、車載のディスプレイや専用アプリによって任意の光り方を設定できるほか、事故や故障の際に、ほかの道路利用者に警告を発するコミュニケーションライトにもなるという。

いっぽう、インテリアではダッシュボードに配されたカーブドデザインの「アウディMMIパノラマディスプレイ」が目を引く。これは11.9インチの「アウディバーチャルコックピット」(ドライバーインフォメーションディスプレイ)と14.5インチの「MMIタッチディスプレイ」から構成されるもので、最新OLED技術を採用。オプションで、アクティブプライバシーモード付きの10.9インチ「MMIフロントパッセンジャーディスプレイ」や、拡張現実ヘッドアップディスプレイ、透過性を切り替えられるパノラマガラスルーフも用意される。

またインフォテインメントシステムには「Android Automotive OS」を採用しており、各コンテンツは通信アップデートによって常に最新の状態を維持。ChatGPTを用いたアウディアシスタント機能も搭載されている。

A6 e-tronとS6 e-tronは2024年9月に受注が開始される予定で、価格はA6スポーツバックe-tronパフォーマンス が7万5600ユーロ(1ユーロ160円換算で1209万6000円)、A6アバントe-tronパフォーマンスが7万7250ユーロ(同1236万円)、S6スポーツバックe-tronが9万9500ユーロ(同1592万円)、S6アバントe-tronが10万1150ユーロ(同1618万4000円)となっている。またこれらのモデルに加え、小型のバッテリーを搭載したエントリーモデルについても導入が予定されている。

(webCG)

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