BYDシール<RWD>(前編)
2024.12.19 あの多田哲哉の自動車放談 装備やスペックに対しての圧倒的な低価格で注目を集めている、BYDの電気自動車「シール」。その仕上がりを、長年トヨタで車両開発にたずさわってきた多田哲哉さんはどう評価する?コスパでいうなら“別次元”
今回の記事は2024年最後の公開となるが、多田さんが2024年に最も感銘を受けた一台が、何を隠そう、BYDシールだそうである。
「これだけの装備を満載して500万円台という値段は、素直にすごいです。また、ボディーの建て付けのような話でも、日本の金型メーカーがつくったものと、私にはよくわからないくらいの差しかありません」
「少なくとも、値段とモノとしてのクオリティーのバランスについては、日本車とどっちがいいかなど、考えるまでもありません。BYDはそんな次元をはるかに超えています」
BYDシールには確かに、実物をいかに子細に観察しても「安かろう悪かろう」といったツッコミどころは見当たらない。
「それこそ韓国車を初めて見た時の、悪い意味での『なんだこれは!?』といった驚きも、BYDにはまるで感じません。デザインも日欧の最新世代のクルマと何も変わりません。だって、実際にデザインしている人間はほぼ同じですからね……」
実際、BYDには欧米や日本メーカーで経験を積んだトップデザイナーが多く所属する。続いて、シールのコックピットにおさまった多田さんが目をとめたのは、当然のごとく、15.6インチという巨大な(しかも、回転式の)センターディスプレイである。
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