レクサスLBX MORIZO RR(後編)

2025.03.16 思考するドライバー 山野哲也の“目” 山野 哲也 レーシングドライバー山野哲也が「レクサスLBX MORIZO RR」に試乗。レクサスなのに3気筒、レクサスなのにマニュアルという異質のクロスオーバーの、スポーツカーとしてのポテンシャルについて聞いてみた。
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GRヤリスよりも踏ん張りが利く

今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストするのは、レクサスLBX MORIZO RR。コンパクトなクロスオーバーボディーに、「GRヤリス」由来の1.6リッター直3ターボエンジンを押し込んだクルマだ。ペアを組むギアボックスとして、8段ATに加え、3ペダル式の6段MTが用意されたことも話題になった。山野がステアリングホイールを握るのが、このマニュアルモデルである。

山野:最新のGRヤリスをテストしたときにも同じ感想を抱きましたが、MORIZO RRはボディーの剛性感の高さがスゴい。6段MTもいい。

webCG:変速操作がカッチリ決まるギアボックスです。ちなみに、MORIZO版のボディーは、469カ所ものスポット溶接打点増しをはじめ、サスペンションアームを含めた各部の強化が施されています。搭載される1.6リッターターボのスペック、最高出力304PS/6500rpm、最大トルク400N・m/3250-4600rpmは、GRヤリスと同一です。

山野:3気筒エンジンとマニュアルトランスミッションの組み合わせは、高級ブランドとしてはレアなもの。もちろんATも用意されますが、積極的にMTで乗ってほしいですね。このLBXで。

webCG:GRヤリスとLBXとでは、いうまでもなくディメンションも重量も異なりますが、ドライブフィールはどうでしょう?

山野:全体的な印象は「GRヤリスにそっくり」です。ただ、乗り味のしっとり感、コーナリング時の踏ん張りはLBXのほうが上です。

 
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