アルピーヌA110 Rチュリニ(後編)
2025.05.15 あの多田哲哉の自動車放談 トヨタで「86」や「スープラ」の開発を取りまとめた多田哲哉さんが、アルピーヌのピュアスポーツカー「A110 Rチュリニ」に試乗。ワインディングロードでステアリングを握った印象を語る。楽しめるギリギリのライン
新世代アルピーヌA110については、発売当時に乗って、軽さや日常性には感心したものの、どこか物足りなさを感じたという多田さん。しかし、同じA110でも、シャシーをカップタイヤや車高調などで締め上げて、内外装もリアウィンドウレスにフルバケットシート、6点式ベルトでハードコアに仕立てられた今回のRチュリニには、あのポルシェの役物モデルに通じる魅力を感じるという。
「一般的ドライバーのちょっとうまいくらいの人が手の内で遊ぶのには、このクルマの性能がギリギリなんじゃないかと思います。『ポルシェ911』の『GT3』などは、もはや普通のドライバーの手には負えないくらいの性能になっていますから。
乗り心地も、この種のクルマとしては驚くほど快適です。シートやシートベルトを普通のタイプにするだけで、普段使いしてもまったく問題ないと思います。
個人的には、エンジンやサスペンションはこのままで、エアロパーツを省いて、シートやシートベルトも普通に戻したモデルが欲しいですね。それに1300万円くらいの値づけしたグレードがあると魅力的でしょう」
それは911でいえば、素の「カレラ」に対する「カレラGTS」のような存在ということか。
「そうです。そういうA110なら欲しい人はもっとたくさんいるはずですし、A110の販売も、もっと伸びるんじゃないかと思います」
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