BMW M5(前編)
2025.06.29 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「BMW M5」をドライブ。プラグインハイブリッド化によって手にしたのは、もはやスーパースポーツカーの領域にまで達した圧倒的なパワーだ。果たして山野はどのように御するのだろうか。フルパワーへのこだわり
「これはヤバい。加速感でクラクラしそう。一般道で全開にするのは無理、できません!」
レーシングドライバーの山野哲也をして、そこまで言わしめたのが、新しいBMW M5である。M専用ユニットとして開発された4.4リッターV8ツインターボ(最高出力585PS、最大トルク750N・m)に電気モーター(195PS)をプラスしたプラグインハイブリッドモデルで、システム最高出力は727PS、最大トルクが1000N・mというモンスターだ。一方で、容量22.1kWhの駆動用バッテリーを搭載し、70kmほどEV走行できるポテンシャルも持っている。車両本体価格は1998万円(取材当時)。
山野:このクルマには、今のBMWが持っている最新技術、新しい機能を全部載せた感があります。M5初の電動化モデルということもあって、試しにEVモードで走らせてみると、アクセラレーターのレスポンスが鋭く「ウワッ」と前に出る。
webCG:EVモードというと、一般に静かで穏やかなイメージがありますが……。
山野:このクルマは違うんです。「フルパワーにこだわりがある」といいましょうか。4WDのメリットも生かして、ゼロ発進からの加速力がすごい。
webCG:いかにもMの、新しいスーパースポーツセダンですね。V8ツインターボの具合はどうですか?
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
この記事は会員限定公開です。webCGプレミアムプラン会員に登録すると<月額550円(税込)>、続きを読むことができます。
登録初月無料! | クレジットカードで会員登録いただくと、ご契約いただいた日からその月の末日までが無料になります。いつでも解約可能です。 |
---|
- 毎月20本以上、新型車の試乗記が先取りで読める!
- 人気のさまざまな連載エッセイも、いち早く読める!
- 100車種超! 「谷口信輝の新車試乗」がぜんぶ読める!
- あの漫画家・池沢早人師の特集記事も堪能できる!
- 頭脳派レーシングドライバー山野哲也の車評が分かる!
- 『日刊!名車列伝』で世界の名車に毎日触れられる!
- 自動車メーカー関連グッズのプレゼントに応募できる!
- 話題のニューモデルのアツい走りが動画で見られる!