BMW M5(後編)
2025.07.06 思考するドライバー 山野哲也の“目” レーシングドライバー山野哲也が新型「BMW M5」をドライブ。前編ではそのプラグインハイブリッドパワートレインを絶賛した山野だが、それを受け止めるシャシーの印象はどうか。もう少し踏み込んで聞いてみよう。ハイパワーを受け止める頑強なシャシー
今回、レーシングドライバーの山野哲也がテストしているのは新型BMW M5。4.4リッターV8ツインターボ(最高出力585PS、最大トルク750N・m)に電気モーター(195PS)を組み合わせたプラグインハイブリッドモデルだ。8段ATを介して4輪を駆動する。車両本体価格は1998万円(取材当時)。
webCG:新しいM5には、プラグインハイブリッドシステムの制御を変える「Mハイブリッド」ボタンが備わります。「ダイナミックプラス」「ダイナミック」「ハイブリッド」「エレクトリック」「eコントロール」と、5種類のモードから選べます。さらに駆動システムやサスペンション、ブレーキなどのセッティングも個別に変えられます。
山野:モードによっては、大排気量FR車としてドリフトを楽しむこともできる……と、そんな極端な例を含め、印象的なのはサスペンションのジオメトリー変化の小ささです。
webCG:たとえ“攻めた”走りをしたとしても唐突な挙動を示さないように、 アーム類をできるだけ長くとるといった、基礎的な要素をしっかりと押さえているのでしょう。
山野:結果として、タイヤの接地面があまり変わらないので、とてつもないハイパワーを持ちながらも安心感があります。ライントレース性も良好です。
webCG:新型M5は、5m超えの全長、2mに迫る全幅、そして2.4tの車重と、なかなか立派な体格のクルマですが……。
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