フォルクスワーゲンが「ID. クロス コンセプト」を発表 コンパクトSUVタイプのBEV
2025.09.08 自動車ニュースフォルクスワーゲンは2025年9月7日、独ミュンヘンで開催するIAAモビリティー(開催期間:2025年9月8日~14日)に合わせた出展モデル発表会において、新型電気自動車(BEV)「ID. クロス コンセプト」を公開した。
市販モデルは2026年夏の発表を予定
フォルクスワーゲンID. クロス コンセプトは、2026年夏に世界初公開される予定の、コンパクトSUVタイプのBEVを示唆するコンセプトモデルである。プラットフォームには既存のフォルクスワーゲン製BEVと同じく「MEB(モジュラーエレクトリックドライブマトリックス)」を採用。駆動方式はFWDで、モーターの最高出力は211PS(155kW)を発生する。いっぽう、バッテリーはサンドイッチ構造のフロアにフラットに配置。一充電で最大420kmの走行を可能とする容量を備えているという(WLTPモード)。
パッケージのよさも追求しており、全長×全幅×全高=4161×1839×1588mm、ホイールベース=2601mmという寸法のなかで、5人乗車の車内空間と容量450リッターのラゲッジスペースを実現。フロントにも25リッターのトランクを備えている。インテリアは11 インチのデジタルメーターと、インフォテイメントシステムを担う13インチのセンタータッチディスプレイが特徴で、直感的なメニュー構成のディスプレイと自然なボイスコントロール、各機能を直接操作できる物理スイッチの間で、調和のとれた操作環境を実現。各種コントロールスイッチを備えたマルチファンクションステアリングホイールも、完全に新設計されている。
フォルクスワーゲンでは2023年3月公開の「ID.2 all」以来、「ID. GTIコンセプト」「ID. エブリイ1」、そして今回のID. クロス コンセプトと、4台のコンパクトBEVのコンセプトモデルを発表している。これらはいずれも2026年から順次量産バージョンの投入を想定しており、まずはID.2 allの市販版となる「ID. ポロ」が、2026年上半期に世界初公開されるという。その後、「ID. ポロGTI」も間を置かずに発表される予定で、次いで、上述のとおり2026年夏に「ID. クロス」(ID. クロス コンセプトの市販版)が、2027年にID. エブリイ1の市販版が発表されるという。
(webCG)
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