三菱デリカミニTプレミアム DELIMARUパッケージ(後編)

2026.02.19 あの多田哲哉の自動車放談 多田 哲哉 三菱の軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」が売れている。好調の理由は、個性的なルックスだけなのか? トヨタでさまざまなクルマを開発してきた多田哲哉さんが、人気の秘密に迫る。
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“普通”なのに売れている

デリカミニはご想像のとおり、大半が指名買いで、2025年10月末の発売時点での予約受注では「Tプレミアム DELIMARUパッケージ」「Gプレミアム DELIMARUパッケージ」が全体の約7割を占めたという。DELIMARUパッケージは、12.3インチのセンターディスプレイとGoogleインフォテインメントシステムを標準装備して、本体価格が264万9900円~290万7900円となる最上級装備グレードだ。

三菱の担当者によると、デリカミニの購買層は、他社の軽(自動車の)スーパーハイトワゴンと比較して、平均所得が最も高い……というデータが出ているとか。

「本当にそういう売れ方をしているなら、メーカーとしては大成功でしょう」と多田さん。

「デリカミニは『タント』や『スペーシア』などの他社の軽スーパーハイトワゴンに乗っているお客さんが、ひと目見て『デリ丸。かわいい!』と盛り上がって買っていると思われます。そして、買ってから後悔しないように、エンタメも含めてフル装備のグレードを選ぶわけです」

「繰り返しになりますが、デリカミニは、クルマとしては良くも悪くも普通。ステアリングを握っても、普通の軽スーパーハイトワゴンが普通に走っている感じとしか言いようがありません」

確かに、ガチガチに厳格な規格のなかで極限まで進化した今の軽スーパーハイトワゴンは、三菱にかぎらず、技術的にはほぼ煮詰まっている。

 
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