FCEVへの逆風
これまでの11月から春5月開催に変更されたWRCラリー・ジャパンに行ってきた。愛知と岐阜を舞台に行われるだけに主役はもちろんトヨタだが、それに対抗できる唯一のファクトリーチームがヒョンデである。ちなみにWRCでは使用タイヤもハンコックのワンメイク、さらにジェネシスブランドではWECにも参戦しているのに、興味がない人にはまったくなじみがないのがヒョンデの現状だろう。今やトヨタ、フォルクスワーゲンに次ぐ世界第3位の自動車メーカーでありながら、2022年に再参入した日本市場では正直言って依然影が薄いヒョンデだが、予定どおりに新型のネッソを2026年4月初めに発売した。ネッソはヒョンデのFCEVで、新型は2025年のジャパンモビリティショーでお披露目された2代目である。
電気自動車(BEV)とFCEVに絞って再参入してきたヒョンデながら、商品としてのFCEVには逆風が吹きつけている。国内の水素ステーションの数は増えるどころか、最近では逆に減っているというし、しかも各社の水素ステーションでの燃料価格は以前の1000円/kg前後から最近では2000円/kgを超えるところもあるほど値上がりしている。何より今年度から国のCEV補助金が一気に100万円減額され(いっぽうでBEVは増額されたがブランドや車種によって大きな差がある)約150万円になった。一時は「水素立国」などと打ち出したものだが、あのころの熱気はどこへいってしまったのかと不思議に思う。
新型「ヒョンデ・ネッソ」が国内で発売されたのは2026年4月8日のこと。今回の試乗車は最上級グレードの「ラウンジ+」で、価格は835万円。
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新型のボディーサイズは全長×全幅×全高=4750×1865×1690mm。先代よりも80mm長くなっており、国産車では「RAV4」や「フォレスター」よりもちょっと大きい。
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つり目のデイタイムランニングライトが特徴的だった先代から一転し、フロントマスクは水平基調の無機質なデザインに。新しさとともに、どこか懐かしさも感じさせる。
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