第971回:パンダの姉貴はヒグマ 「フィアット・グリズリー/グリズリー ファストバック」登場

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SUVとファストバック

フィアットは2026年7月11日、Cセグメントの新型車「グリズリー/グリズリー ファストバック」を公式動画で発表した。

Grizzlyとは北米に生息するヒグマの一種である、ハイイログマ(灰色熊)を意味する。既存車種である「パンダ」「グランデパンダ」の姉貴分にふさわしい名前といえよう。

ブランドによる説明を要約すれば、グリズリーは広さと快適さを求める家族ユーザーのためのSUV。そのファストバックはスタイル、機能性そして個性的なキャラクターのバランスを求めるユーザーのためのモデルである。

プラットフォームには「ステランティス・スマートカー(STLAスマート)」を採用。これはグランデパンダやシトロエンの「C3」および「C3エアクロス」「オペル・フロンテラ」と共通である。全長はグリズリーが4.4m、同ファストバックが4.5mで、後者のラゲッジルーム容量は最大600リッターが確保されている。

パワーユニットはガソリンエンジン、マイルドハイブリッド、電気の3種が用意される。そのうちのどれに関してかは明らかにされていないが、最高出力は145PSだという。変速機は仕向け地に応じてマニュアルトランスミッションまたはオートマチックトランスミッションが設定される。

生産は「フィアット・トポリーノ」と同じモロッコの工場が担当する。2タイプとも同じという、珍しい価格設定で市場に臨む。

「フィアット・グリズリー」(写真左)と「グリズリー ファストバック」(同右)。ラツィオ州カンパニャーノ・ディ・ローマのチェーザレ・レオネッリ広場で。
「フィアット・グリズリー」(写真左)と「グリズリー ファストバック」(同右)。ラツィオ州カンパニャーノ・ディ・ローマのチェーザレ・レオネッリ広場で。拡大
2025年「グランデパンダ」から始まった新世代フィアットのデザインランゲージを継承していることが分かる。車体色は7種類が用意される。
2025年「グランデパンダ」から始まった新世代フィアットのデザインランゲージを継承していることが分かる。車体色は7種類が用意される。拡大
「グリズリー ファストバック」(写真右手前)と「グリズリー」(左奥)。長方形がちりばめられたテールランプユニットは、近年のモダン建築におけるファサードをほうふつとさせる。
「グリズリー ファストバック」(写真右手前)と「グリズリー」(左奥)。長方形がちりばめられたテールランプユニットは、近年のモダン建築におけるファサードをほうふつとさせる。拡大
「フィアット・グランデパンダ」。2026年6月、シエナ県で筆者撮影。
「フィアット・グランデパンダ」。2026年6月、シエナ県で筆者撮影。拡大