メルセデス・ベンツのフル電動SUV「electric GLC(エレクトリックGLC)」が日本上陸
2026.10.28 自動車ニュース 拡大 |
メルセデス・ベンツ日本は2026年10月28日、新型のフル電動SUV「electric GLC(エレクトリックGLC)」を発表し、同日、予約注文の受け付けを開始した。
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エレクトリックGLCは、「メルセデス・ベンツGLC」に初めて設定される電気自動車。実態としては2018年9月に誕生した「メルセデス・ベンツEQC」の後継モデルだが、100%電動車を取り扱うメルセデス・ベンツのサブブランド「EQ」が消失したたため、新型はGLCファミリーの一員となっている。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4845×1890×1650mmで、内燃機関を搭載する現行型GLCと比べた場合、全長が120mm長い点が大きな違い。ホイールベースは2970mmで、GLCの値(2890mm)よりも80mm長くなっている。外観上は、アニメーション表示ができるフロントフェイス中央のイルミネーテッドパネル、スターモチーフの前後ランプなどが特徴で、マッシブなSUVスタイルでありながら、Cd値(空気抵抗係数)0.26という空力性能を実現している。
一方インテリアでは、インストゥルメントパネル全体に広がるディスプレイが目を引く。ディスプレイには「MBUXスーパースクリーン」と「MBUXハイパースクリーン」(オプション)があり、前者はドライバー用のディスプレイと14インチのセンターディスプレイ、同じく14インチの助手席用ディスプレイを一体化したもので、後者は39.1インチ(ほぼ1m)というメルセデス史上最大のディスプレイユニット。このMBUXハイパースクリーンには、本物さながらの焚火が映し出される「キャンプファイヤーモード」(運転席シートヒーターとも連動)や、サメが泳ぐ水族館の映像が楽しめる 「水族館モード」などが用意される。没入型のデジタル体験も、同モデルの大きなトピックとなっている。
インストゥルメントパネルと一体化しつつも浮遊感のあるデザインが採用された大型センターコンソールには、ワイヤレスチャージング用トレーが2つ並ぶ。最新世代のマルチファンクションステアリングホイールや、AGR(ドイツ脊髄健康推進協会)の認証を取得した新開発シートなども自慢の装備で、ガラス面の透明度を9つのセグメント別に切り替えられる「SKY CONTROLパノラミックルーフ」には、 162個のスターが幻想的なイルミネーションを映し出す機能(オプション)も用意される。
これらの音や光による演出はエレクトリックGLCの大きなセリングポイントで、15個のスピーカーを持つ総出力670WのBurmester 3D サラウンドサウンドシステムのほか、オーディオに連動するアクティブアンビエントライトもオプション設定されている。
なおシート表皮はブラックの「レザーARTICO」が標準で、セットオプションの「AMGラインパッケージ」選択時にはブラックの「レザーARTICO/MICROCUT」となる。さらに「レザーエクスクルーシブパッケージ」では、ブラック、ビーチブラウン/ブラック、アイボリーベージュ/ブラックという3色の本革シートが設定される。シューズに着想を得たという、本革シートに施される“モカシンステッチ”は新たな試みのひとつだ。
キャビン後方のラゲッジルームの容量は520リッターで、5人乗車時でも標準的なゴルフバッグを3個積めるのがウリ。さらに後席の背もたれを倒すなどして1690リッターにまで拡大できる。車体前方、フロントボンネット下にも128リッターの積載スペースが確保されている。
エレクトリックGLCの車台は、内燃機関車であるGLCのものとは異なる電気自動車専用プラットフォーム「MB.EA-M」(Mercedes-Benz Electric Architecture Midsize)で、これに自社開発のオペレーティングシステム「MB.OS」を組み合わせ、運転支援やボディー&コンフォート、ドライブ&チャージング、インフォテインメント(第4世代のMBUX)といった各領域を統合的に制御する。主要な車両ソフトウエアはOTA(無線通信)により継続的にアップデートすることが可能である。
エレクトリックGLCにはパワートレインの異なる2タイプがラインナップされる。リアにモーターを1基搭載する後輪駆動のエントリーモデル「GLC250エレクトリック」は最高出力354PS、最大トルク505N・mを発生。よりパワフルなリアモーター(同408PS、同505N・m)にフロントモーター(同222PS、同300N・m)を加えた四輪駆動モデル「GLC300 4MATICエレクトリック」は、システム最高出力421PS、システム最大トルク800N・mを発生する。いずれもリアアクスルに2段式のオートマチックトランスミッションが組み込まれており、優れたピックアップとエネルギー効率の両立が図られている。
駆動用バッテリーは前後アクスル間のフロア下に敷き詰められており、容量は85.5kWh。WLTCモードでの一充電走行距離はGLC250エレクトリックが642km、GLC300 4MATICエレクトリックが618kmと公表される。いずれも6.0kWまでの交流普通充電と、最大100kWの直流急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。
走りにかかわるオプションとしては、電子制御式エアサスペンションのほか、低速走行時の取り回しのよさと高速走行時の安定性を両立させるべく、車速に応じて逆位相または同位相に後輪を操舵する「リアアクスルステアリング」も用意。最大10基(現時点では8基)のカメラと5基のレーダー、12基の超音波センサー、 高性能コンピューターからなる新世代の安全運転支援システム「MB.DRIVE」が安全な移動をサポートする。
エレクトリックGLCの価格は以下のとおり。カッコ内は、同モデルに適用されるクリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)の額で、東京都の場合はさらにZEV車両購入補助金が支給される。
- GLC250エレクトリック:913万円(CEV補助金98万円+ZEV補助金70万円)
- GLC300 4MATICエレクトリック:957万円(CEV補助金78万4000円+ZEV補助金56万円)
(webCG)









































