BMW3シリーズの燃費性能がアップ

2010.05.27 自動車ニュース webCG 編集部

「BMW3シリーズ」の燃費性能がアップ

BMWジャパンは、燃費性能を向上させた「3シリーズ」を、2010年5月24日に発売した。

■燃費は最大45%アップ

今回「3シリーズ」全モデルのパワートレインなどに改良が施され、燃費性能向上が図られた。

減速時のエネルギーを電力に変換し、有効活用する「マイクロハイブリッドテクノロジー」(回生ブレーキ)、必要最小限の燃料供給を行うことで、無駄なエネルギー消費を抑える「圧力制御式燃料ポンプ」、エアコン非作動時にエアコンのコンプレッサーを切り離して無駄なエネルギー消費を抑制する「カップリング付きエアコンコンプレッサー」などが採用された。

このほか「320i(MT車)」と「M3」には、「エンジン オートスタート/ストップ機能」(アイドリングストップ)が追加され、「335i」系と「325i」系のアクティブステアリング装備車と「M3」以外の全モデルでパワステが油圧式から電動式に変更され省エネ化が図られるなど、細かなところにまで改良のメスが入れられた。

2リッター直4搭載の「320iセダン」「320iツーリング」「320iクーペ」には、最大200気圧に加圧された燃料を筒内に直接噴射する高精度ダイレクトインジェクションシステムと、希薄燃焼(リーンバーン)技術を採用。これらにより、たとえば「320iセダン」では、出力&トルクが約10%アップし、最高出力170ps/6700rpm、最大トルク21.4kgm/4250rpmを発生。10・15モード燃費は約45%改善され、MT車が18.4km/リッター、AT車は15.2km/リッターとなった。

3リッター直6NAモデルの「325iセダン」「325iツーリング」「325iツーリング」も同様に、約10%のトルクアップを果たしつつ、最大約35%の燃費向上を実現。
3リッター直6ターボモデルについても約20%の燃費アップを達成したという。

これらの改良により、「320iセダン」や「335iクーペ」など10モデルが、購入時に車齢13年超のクルマの廃車を伴う場合に25万円の補助金が受けられる「新車購入補助制度」の対象となった。

各モデルの10・15モード燃費値と価格は、以下のとおり。


・320iセダン(6MT):18.4km/リッター 434.0万円
・320iセダン(6AT):15.2km/リッター 445.0万円
・325iセダン(6AT):12.6km/リッター 547.0万円
・335iセダン(6AT):10.2km/リッター 686.0万円

・320iツーリング(6AT):13.6km/リッター 465.0万円
・325iツーリング(6AT):11.8km/リッター 567.0万円
・335iツーリング(6AT):9.9km/リッター 706.0万円

・320iクーペ(6MT):17.4km/リッター 468.0万円
・320iクーペ(6AT):15.2km/リッター 479.0万円
・325iクーペ(6AT):12.6km/リッター 598.0万円
・335iクーペ(7DCT):10.6km/リッター 729.0万円

・335iカブリオレ(7DCT):10.6km/リッター 815.0万円

・M3セダン(6MT):9.3km/リッター 981.0万円
・M3セダン(7DCT):9.5km/リッター 1031.0万円
・M3クーペ(6MT):9.3km/リッター 1018.0万円
・M3クーペ(7DCT):9.5km/リッター 1068.0万円


(webCG 曽宮)

「3シリーズカブリオレ」
「3シリーズカブリオレ」 拡大
「3シリーズクーペ」
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BMW3シリーズの燃費性能がアップの画像 拡大
 
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