マツダ、「CX-7」に新開発ディーゼルエンジンを搭載【フランクフルトショー09】
2009.08.20 自動車ニュース【フランクフルトショー09】マツダ、「CX-7」に新開発ディーゼルエンジンを搭載
2009年9月15日からドイツで開かれる第63回フランクフルトモーターショー(IAA)で、マツダは、クロスオーバー「CX-7」のマイナーチェンジモデルを出展する。新しいラインナップには、新開発のディーゼルエンジン搭載モデルが追加される。
最大のトピックは、「CX-7」マイナーチェンジモデルに搭載される2.2リッター直4「MZR-CD」エンジンに、尿素水を用いた排出ガス浄化システム「SCRシステム」が採用されること。
このシステムは尿素水を触媒手前の排気管内に噴射することで、排出ガス中の窒素酸化物を無害な窒素に変えるというもの。欧州の排ガス規制である「ユーロ5」をもクリアーする性能を発揮する。
「SCRシステム」は、トラックなどの大型車に用いられることがあるものの、その大きさから乗用車への搭載例は少ない。マツダでは尿素水「AdBlue」貯蔵タンクをはじめ、システム全体の小型軽量化を実現。荷室下部に貯蔵タンクを設けるも、ガソリンモデル同じ荷室容量を確保したという。
なお、乗用車では「メルセデス・ベンツML320ブルーテック」のV6ディーゼルエンジンに採用実績があるが、日本メーカーとしては、この「CX-7」が初の採用となる。
(webCG 本諏訪)