第91回:「webCGプリウス」、よりエコな走りへ
2009.04.01 エディターから一言第91回:「webCGプリウス」、よりエコな走りへ
『webCG』編集部の足として活躍すること、早5年半。10万kmを駆けぬけた「webCGプリウス」は、3回目のタイヤ交換を迎えた。
“旧型”だってエコでいたい!
「ホンダ・インサイト」や新型「トヨタ・プリウス」の話題で世間は賑わっていますが、2003年のデビューとほぼ同時に導入された「webCGプリウス」は、まだまだ現役。
しかし「ウェット時の発進で、よくスリップする」という言葉が、webCGこんどーから発せられることが多くなった。「アクセル踏みすぎでは……」というツッコミは置いておいて、タイヤが減っているのはたしか。時には撮影機材を山ほど積み、さまざまなスタッフによる過酷な(?)運転に耐えながら、3万kmのマイレージを重ねているのだから。
ということで、衣替えに合わせてのタイヤ交換を決心した。
今回のタイヤ選びで考慮したのは、時代の流れに逆らわず「エコ」。すでに“旧型”と呼ばれてもおかしくない「webCGプリウス」だって、まだまだエコな走りができるんだ! と、主張したいわけで。
みんなが選べるエコタイヤ
そこで選んだタイヤは、横浜ゴムの「DNAアースワン」。同社のエコフラッグシップタイヤたる「dB super E-spec」も俎上に上がったのだが、プリウスなどのエコカー専用に3サイズしか用意されないため、今回は「DNAアースワン」を選ぶことにした。
サイズは13インチから20インチまでの、全70サイズをラインナップ。軽自動車からコンパクトカー、ミニバンや中型セダンまでを幅広くカバーする。サイズを限定したエコタイヤが多いなか、広範なサイズ展開をしている「アースワン」はエライ。商品名の由来は「地球にとって一番のタイヤ」だというし。
この商品のキモは「オレンジオイル」。洗剤などにもよく使われるこれをタイヤのコンパウンドに配合することで、ゴムをしなやかにし摩擦力をアップ。さらに、発熱をコントロールする作用もあるため、グリップが必要なときに高いグリップを得、それ以外では省燃費走行に徹するという。
シャキッと、コロコロ
今回装着をお願いしたのは、東京都目黒区にあるヨコハマ系タイヤショップ「タイヤガーデン城南」。目黒通り沿いにあり、店頭にはお店所有の「トヨタ2000GT」が停まっていることもある、小さいながらも目立つお店である。3人のスタッフが、作業をすることおよそ30分弱(早いっ!)。ニューシューズを履いたプリウスの鼻先を編集部へ向けて、初走行を試みる。
毎度のことではあるが、消耗したタイヤと新品タイヤを比較すれば、「良くなった」と思うのは当然のこと。比較評価は意味があまりないので、絶対的な印象をいくつかあげておく。
まず乗り出して感じたのは、静粛性だ。継ぎ目などでタイヤ内に響く空洞共鳴音に関しては、以前装着していた「ダンロップ・ルマンLM703」に分があるが、パターンノイズは期待以上に抑えられている。
乗り心地はずいぶんシャキッとしたなという印象だ。ある程度硬い感じはあるが、道路の継ぎ目などでは、タイヤ全体で衝撃を吸収するようなダンピングが効いた乗り味になった。また高速走行時の、直進安定性の高さも感じられた。
さらに普通に走っていても、クルマが前に進む、つまりタイヤが円くコロコロ転がっているイメージが頭に浮かんだのには驚いた。まあこれは、先入観が影響しているのかもしれないが。
そして気になる燃費向上は……。
まだ十分に走行をしていないので、詳細なデータは取れていないが、もっとも運転機会の多いこんどーによると「車載の燃費計では平均16〜17km/リッターを示すことが多かったが、タイヤ交換後は18km/リッターくらいになっている」とのこと。
燃費に関しては、追って報告するつもりだ。
(webCG 本諏訪)

本諏訪 裕幸
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