「アウディA6」新世代へ スーパーチャージャー付きの新グレードも
2009.01.13 自動車ニュースアウディA6」新世代へ スーパーチャージャー付きの新グレードも
アウディ・ジャパンは2009年1月13日、ミドルクラス「A6」シリーズの新型を日本に導入。同日に発売した。
日本デビューから4年あまりを経て、アウディのアッパーミドルクラス「A6」が新しくなった。
エクステリアは、フロントまわりを中心に化粧直し。ヘッドランプの下端には他モデルでもお馴染みのLEDポジションランプが配され、シングルフレームグリルの格子やバンパーの形状も改められた。さらに、躍動感を演出したというアルミの化粧ラインをボディサイドに添え、新デザインのアルミホイールやターンシグナル内蔵型のドアミラーを採用。セダンモデルは、リアのランプ形状が基幹モデル「A4」に通じるデザインに。実質的な内容は、マイナーチェンジである。
機能面では、ドアミラーに備わる警告灯で周囲の併走車に注意を喚起する「アウディサイドアシスト」や、車線からの逸脱を監視する「アウディレーンアシスト」をセットにしたオプション、「アウディドライブアシスト」が新しい。
シャシーは先代のものを引き継ぐが、フロントショックアブソーバーの大径化やクワトロシステムの前後トルク配分変更(前40:後60)などが行われ、乗り心地、運動性能ともに向上が図られた。
なかでも注目は、新エンジンを搭載する「3.0 TFSI クワトロ」が新たに投入されたこと。シリンダーバンク間にスーパーチャージャーを備える3リッターユニットは、290ps、42.8kgmを発生。従来型3.2リッターNAの255ps、33.6kgmを大きく上まわり、トルク値はV8ユニット(350ps、44.9kgm)に迫る。いっぽう燃費は、10・15モード値で「3.2」の8.7km/リッターから9.4km/リッターへと向上。パフォーマンスと環境性能を両立したとアピールされる。
エントリーグレードの「2.8 FSI クワトロ」は、エンジンの摩擦抵抗低減を図り、出力が10psアップの220psに。ほか、アダプティブエアサスペンションや19インチホイールを備える「3.0 TFSI クワトロ S-line」も加え、全3グレードでラインナップする。
なお、従来の3.2リッターV6モデル「3.2 FSI クワトロ」と4.2リッターV8モデル「4.2 FSI クワトロ S-line」はカタログから姿を消した。
価格はセダンの「A6」が「2.8 FSI クワトロ」の645.0万円から、「3.0 TFSI クワトロ S-line」の861.0万円まで。ワゴンの「A6アバント」はそれぞれセダンより32.0万円高く、「2.8 FSI クワトロ」の677.0万円から、「3.0 TFSI クワトロ S-line」の893.0万円まで。トランスミッションは全車6AT(ティプトロニック)、ハンドル位置は右のみとなっている。
さらなるハイパフォーマンスモデルとしては、5.2リッターV10モデル「S6」シリーズや、ターボ付きの5リッターV10を搭載し580psを発生する「RS6」シリーズもラインナップする。いままでワゴンモデルのみだった後者には、新たにセダンモデルが追加された。
価格は順に、「S6」が1228.0万円で、「S6 アバント」は1260.0万円。「RS6」は1645.0万円、「RS6アバント」は1680.0万円。いずれも、ハンドル位置は左右両方が用意される。
(webCG 関)
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