独BMW、Mモデルの2009年モデルを発表

2008.08.01 自動車ニュース 生方 聡
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独BMW、Mモデルの2009年モデルを発表

M3、M5、M6というBMWのハイパフォーマンスモデルを手がけるBMW M社が、2009年モデルを発表した。デザインの細かい見直しが主な変更点となる。

■3シリーズのフェイスリフトに準拠

クーペ、セダン、そして、カブリオレ(日本未導入)の3タイプをラインナップするM3は、BMW M社のボリュームセラーであり、最近では7段DCT(ダブルクラッチ・トランスミッション)の投入が話題を呼ぶなど、相変わらずの人気ぶりだ。

そのM3のセダンモデルは、2009年モデルでは3シリーズセダンのフェイスリフトに追随するように、リアエンドのデザインを変更。LEDを採用するL字型のリアコンビネーションランプで新しさを強調する。またトランクリッドとバンパーデザインを従来より丸みを帯びた形状に変更した。

一方の室内は、すべてのボディタイプでエンジンのスタート/ストップボタンやエアコン調整用ノブなどを新たにデザインしている。さらに、この秋以降にデリバリーされるモデルからは追突時に乗員のダメージを軽減するアクティブヘッドレストが装着される。

■M6クーペにコンペティション・パッケージを用意

M5およびM6では、ドアミラーのデザインを変更して印象を変えるとともに、これまでよりも広い視野を確保している。ドアミラーカバーのカラーとしてカーボンブラックが用意されるのも2009年モデルからだ。ブレーキ時に発生するエネルギーを蓄える「ブレーキ・エナジー・リジェネレーション」など、低燃費を目指した「エフィシェント・ダイナミクス」を適用するのはこのMモデルでも例外ではない。

M6クーペには、コンペティション・パッケージを用意。これは、前12mm、後10mmローダウンした専用チューンのサスペンションとサスペンション・コントロールシステム、鍛造ダブルスポークデザインのアルミホイールをパッケージ化したもので、ハンドリングの向上を狙う。また、同パッケージではボンネットも専用デザインとなる。

このほか、2009年モデルでは新世代のiDrive を採用(M5とM6は標準、M3はオプション)。コントローラーの見直しによって操作性の向上を図るとともに、最新のスマートフォン用ケーブルを用意して話題のiPhoneなどに対応するなど、トレンドに敏感なところもBMWらしい。

(文=生方聡)

 
独BMW、Mモデルの2009年モデルを発表の画像
ラウンド形状のリアバンパーが採用され、ヒップラインが引き締まった印象のM3セダン。
ラウンド形状のリアバンパーが採用され、ヒップラインが引き締まった印象のM3セダン。
リアコンビランプの意匠が変更されたM3セダンのリアビュー。
リアコンビランプの意匠が変更されたM3セダンのリアビュー。
視認性が高められた新意匠のドアミラー。写真はM5セダン。
視認性が高められた新意匠のドアミラー。写真はM5セダン。
iDriveの操作性向上が図られた。写真はM3クーペ。
iDriveの操作性向上が図られた。写真はM3クーペ。

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