次期アコードはこんな感じ? 北米版アキュラTSX発表【ニューヨークショー08】
2008.03.31 自動車ニュース【ニューヨークショー08】次期アコードはこんな感じ? 北米版アキュラTSX発表
2008年3月に米マンハッタンで開催されたニューヨークショーで、ホンダは次期アキュラTSX(日本名アコード)を発表した。
■ふたつの顔
次期アコードの全貌が少しずつ明らかになってきた。アコードは北米で「アキュラTSX」として販売されている。そのアキュラTSXのフルモデルチェンジ版、つまり次期モデルがニューヨークショーで発表されたのだ。なお、欧州版アコードもジュネーブショーですでに発表済み。欧米で立て続けに発表されたということは、国内におけるアコードのフルモデルチェンジも近い!?
というわけで、ここでは次期アコードのヒントを探るべく、新型アキュラTSXの内容を見ていこう。2008年春より販売が開始される新型TSXは、従来モデルを上回る先進のスタイリングと安全性、環境性能を狙って開発された。
スタイリングについては欧州版アコードと北米アキュラTSXではフロントマスクが異なる。もっとも印象が違うのはラジエターグリルで、欧州版が横基調グリルであるのに対し、北米版はグリル上半分にガーニッシュを埋め込んだタイプ。次期国内アコードは、欧州版か北米版のどちらかに近いカタチになると思われる。
■扱いやすくクリーンな2.4リッターエンジン
次期モデルに搭載されるメインのエンジンは、新開発の2.4リッター直列4気筒だ。同エンジンは、燃料噴射システムをさらに進化させたi-VTECにより、高出力化とクリーン化を両立させたもの。最高出力は201psで、数値自体は現行モデルとほとんど変わらないが、幅広い領域において高い出力/トルクを発生する扱いやすいエンジンに仕上がっている模様だ。排出ガス性能については、Tier2 Bin5レベルおよびカリフォルニア州規制のLEVIIをパスするクリーンさを誇る。
ボディは、全長および全幅が拡大しており、それに伴ってトレッドも拡大。室内スペースにさらなる余裕を生み出すとともに、操縦安定性の面でも従来モデルを上回るのは間違いないところ。加えて新型ではサスペンションも見直され、意のままに操れる高次元のハンドリング性能が追求される。
装備面では、音声認識機能やリアルタイム道路交通状況表示、天気予報を備えた先進のナビゲーションシステム、プレミアム サラウンド サウンドシステムが設定される。また、北米仕様ではガラスルーフ、左右独立温度調整エアコン、Bluetoothを使った携帯ハンズフリー機能、USBポート&AUXジャック付きオーディオインターフェイスなどが標準で装備される。
さて、気になる日本導入についてだが、当初アキュラブランドの日本導入は2008年秋に予定されており、アコードはアキュラブランドとして販売されるという噂もあった。しかし、アキュラブランドの日本展開は2010年に先延ばしとなることが決定。ということは、次期アコードはこれまで通りホンダブランドから、2008年度中にも発表されると思われる。
(webCG 曽宮)
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