第27回:「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」です(4)
2007.03.29 エディターから一言第27回:「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」です(4)
2割増し
「ランボルギーニ・ガヤルド」の軽量版「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」の後ろ姿。さらに前方に、「ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640」も見えますね。
「フェニックス・インターナショナル・レースウェイ」です。
10psアップの530psで、100kg軽い1330kgのボディを押し出す、ガヤルド・スーパーレジェーラ。より“走り”志向のモデルとして、もちろんサスペンションも強化されました。
アルミを使った4輪ダブルウィッシュボーンの足まわりは、街なかでの日常使いには「ちょっとなあ……」なハードさであります(椅子のクッションも薄いしね)が、ひとたびサーキットにもちこむと、「こりゃあ、いい!」と納得させられる。ハンドリングのシャープさ、ノーマル比“2割増し”な感じ。
ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ、走行会好きなリッチパースン向けですね。あまりにひねりのない感想でナンですが。いつもパドックで、「フェラーリは多いからなぁ」と“異色の1台”をお考えの貴方に。
締めつけます
試乗に供された「ランボルギーニ・ガヤルド・スーパーレジェーラ」には、オプションのカーボンセラミックブレーキが装着されてました。
ホイールいっぱいのブレーキローターは、365パイ。もちろん、ベンチレーテッド(通気式)にして、ドリルド(穴あき)です。フロントは8本のピストンが左右から締めつけ、リアは4本のピストンで左右から締めつけます。ギュウゥゥゥ〜。
日本でのオプション価格は184万8000円也。容赦なくオーナーの懐を締めつけます。ギュウゥゥゥ……。
ちなみにガヤルド・スーパーレジェーラのホイールは、ノーマル比マイナス2kg/本だそう。ナットはチタン製だぁ!
あ、先日しつこく紹介したリアのビッグウィングは、オプション価格70万円。それにリアビューカメラを追加すると、プラス30万7000円となるでございます。
おまけ
フェニックス・インターナショナル・レースウェイにて。インストラクターの先導車につかわれた「ランボルギーニ・ムルシエラゴLP640」。「やっぱランボのドアはこう開かなくっちゃ」と思うヒト、多数!?
ガヤルドがやたらと「カッティング・エッヂ」な“クール”を強調する今日この頃、ムルシー(と呼んでみました)のトッポさが「ますます際立ってきた!」と感じるのはワタシだけでしょうか。
はい、ワタシだけですね。
さて、昨2006年にムルシエラゴLP640のプレス試乗会が開催された際、ランボルギーニから「2駆のガヤルドを出すかもしれない」というリーク(?)があって、「オオッ!」とジャーナリストの皆さまは盛り上がったものです。ところが、軽量化を図った今回のガヤルド・スーパーレジェーラは、4WDのまま。「2WD化は“クワトロ”を看板にしている親会社、アウディが許してくれなかった」というのがもっぱらのウワサとなっており……
ついでに、ガヤルドに続いて「ムルシエラゴにも“軽量版”が出る!?」と、まことしやかにささやかれております。
(webCGアオキ)

青木 禎之
15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。諸行無常の響きあり。主に「女性とクルマ」をテーマにした写真を手がけています。『webCG』ではライターとして、山野哲也さんの記事の取りまとめをさせていただいております。感謝。
-
第855回:タフ&ラグジュアリーを体現 「ディフェンダー」が集う“非日常”の週末 2025.11.26 「ディフェンダー」のオーナーとファンが集う祭典「DESTINATION DEFENDER」。非日常的なオフロード走行体験や、オーナー同士の絆を深めるアクティビティーなど、ブランドの哲学「タフ&ラグジュアリー」を体現したイベントを報告する。
-
第854回:ハーレーダビッドソンでライディングを学べ! 「スキルライダートレーニング」体験記 2025.11.21 アメリカの名門バイクメーカー、ハーレーダビッドソンが、日本でライディングレッスンを開講! その体験取材を通し、ハーレーに特化したプログラムと少人数による講習のありがたみを実感した。これでアナタも、アメリカンクルーザーを自由自在に操れる!?
-
第853回:ホンダが、スズキが、中・印メーカーが覇を競う! 世界最大のバイクの祭典「EICMA 2025」見聞録 2025.11.18 世界最大級の規模を誇る、モーターサイクルと関連商品の展示会「EICMA(エイクマ/ミラノモーターサイクルショー)」。会場の話題をさらった日本メーカーのバイクとは? 伸長を続ける中国/インド勢の勢いとは? ライターの河野正士がリポートする。
-
第852回:『風雲! たけし城』みたいなクロカン競技 「ディフェンダートロフィー」の日本予選をリポート 2025.11.18 「ディフェンダー」の名を冠したアドベンチャーコンペティション「ディフェンダートロフィー」の日本予選が開催された。オフロードを走るだけでなく、ドライバー自身の精神力と体力も問われる競技内容になっているのが特徴だ。世界大会への切符を手にしたのは誰だ?
-
第851回:「シティ ターボII」の現代版!? ホンダの「スーパーONE」(プロトタイプ)を試す 2025.11.6 ホンダが内外のジャーナリスト向けに技術ワークショップを開催。ジャパンモビリティショー2025で披露したばかりの「スーパーONE」(プロトタイプ)に加えて、次世代の「シビック」等に使う車台のテスト車両をドライブできた。その模様をリポートする。
-
NEW
トヨタ・アクアZ(FF/CVT)【試乗記】
2025.12.6試乗記マイナーチェンジした「トヨタ・アクア」はフロントデザインがガラリと変わり、“小さなプリウス風”に生まれ変わった。機能や装備面も強化され、まさにトヨタらしいかゆいところに手が届く進化を遂げている。最上級グレード「Z」の仕上がりをリポートする。 -
NEW
レクサスLFAコンセプト
2025.12.5画像・写真トヨタ自動車が、BEVスポーツカーの新たなコンセプトモデル「レクサスLFAコンセプト」を世界初公開。2025年12月5日に開催された発表会での、展示車両の姿を写真で紹介する。 -
NEW
トヨタGR GT/GR GT3
2025.12.5画像・写真2025年12月5日、TOYOTA GAZOO Racingが開発を進める新型スーパースポーツモデル「GR GT」と、同モデルをベースとする競技用マシン「GR GT3」が世界初公開された。発表会場における展示車両の外装・内装を写真で紹介する。 -
バランスドエンジンってなにがスゴいの? ―誤解されがちな手組み&バランスどりの本当のメリット―
2025.12.5デイリーコラムハイパフォーマンスカーやスポーティーな限定車などの資料で時折目にする、「バランスどりされたエンジン」「手組みのエンジン」という文句。しかしアナタは、その利点を理解していますか? 誤解されがちなバランスドエンジンの、本当のメリットを解説する。 -
「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」の会場から
2025.12.4画像・写真ホンダ車用のカスタムパーツ「Modulo(モデューロ)」を手がけるホンダアクセスと、「無限」を展開するM-TECが、ホンダファン向けのイベント「Modulo 無限 THANKS DAY 2025」を開催。熱気に包まれた会場の様子を写真で紹介する。 -
「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」の会場より
2025.12.4画像・写真ソフト99コーポレーションが、完全招待制のオーナーミーティング「くるままていらいふ カーオーナーミーティングin芝公園」を初開催。会場には新旧50台の名車とクルマ愛にあふれたオーナーが集った。イベントの様子を写真で紹介する。






























