第227回:人生、モノは考えよう……発見! 病院で“より”健康になるオトコ
2005.09.02 小沢コージの勢いまかせ!第227回:人生、モノは考えよう……発見! 病院で“より”健康になるオトコ
■ええ!! なにそれ?
人生“一寸先は闇”とはよく言ったものです。というのもオレが20代の頃から親しくしてもらってるライターの金子浩久さん。ある日、突如メールが入ってて、
「明日から最低でも10日間以上入院することになりました……」
!? ×△……ええ!! なにそれ〜? って感じよ。だってさ。その日の早めに電話で打ち合わせして、前日ぐらいにも直接会ったばかり。去年、オレが穀類抜きダイエットを教えてから、急激に痩せたとはいえ、体調には人一倍気を使うタイプだし、オレの何倍も緻密でアタマのいい人。なのになんで? 人間、年取ると病気が自慢になるっていうけど……ってそんな年じゃないって!
とにかくお見舞いに行ってきました。
■とある病院の個室にて
小沢:金子さん、大丈夫ですか!
金子:大丈夫だいじょうぶ、数日、胃や腸を空っぽにして休ませればいいんだって。検査の結果次第だけど、おそらく手術も必要ない。
小沢:もしや、タイヘンな病気とかじゃないですよね?
金子:オレも一瞬そう思ったんだけどさ。幸いなことにそうじゃなさそうだし、それよっかせっかくだから絶食できるし、ダイエットの続きでもしようと思って。
小沢:いえてる。たしかにダイエットには最高の環境ですよね。体調管理はカンペキだし、無駄な間食もあり得ない。なんかうらやましいなぁ。オレも最近、結構、気が抜けてるから。ま、穀類バカ食いはしないから、体重は増えてないけど、脂肪は増え気味。
金子:だろう。入院してても原稿は書けるし、個室借りると高くはつくけど、俺もやってみて気付いた。逆に編集者が見舞いがてら会いにきてくれるから最高なのよ。打ち合わせも効率よくできる。それにこの病室、医療関係の精密機器がないから、携帯も使えるし。
小沢:ところで、病名の憩室炎(けいしつえん)ってなんですか?
金子:なんか大腸の壁面にポコっと空洞ができてるのよ。なんつーか、チャンバー(笑)?
小沢:そっか。CVCC(複合渦流調速燃料方式)ですね。副燃焼室ができたんだ(笑)。
金子:そうそう。この憩室炎って病気は、ガスが燃えるんじゃなくって、空洞に食べカスが溜まるとなりやすいんだけどね(笑)。オレの場合は、去年暮れの人間ドックで飲んだバリウムが“副燃焼室”にへばり付いたままで、炎症を起こしたみたい。それを取るための絶食。
小沢:しかし、せっかくヒマなんだから筋トレとかしたらどうですか。
金子:そうなんだよ。俺、思うんだけどなんで病院ってフィットネスクラブを併設しないんだろうなぁ。重病の人には本当に申し訳ないけど、脚は折ってても上半身は健康だとかって人は多いはずなのに。
小沢:金子さん! それ、スゴイいい考え。ヒマはツブせるし、第一、精神的にも前向きになれるじゃないですか。今日は100kgあげた〜とか、なんか胸板厚くなったな〜とか。
金子:だからさ、小沢。今度、ダンベル買ってきてくんない?
小沢:OKです。
金子:それからさ。俺が退院したら時間空けといて。
小沢:えっ?
金子:入って気付いたんだけどさ。ここの看護婦、美人が多いんだよ。担当も女医さんだし、なんとか合コンしたいと思って……。
小沢:も、もちろん空けときます。あー、オレも一回入院してみてぇ……。
重ね重ねスイマセン。重病の方には大変不謹慎なネタだとは思います。ただね。合コンはともかく、フィットネスクラブ付き病院はマジでアリだと思いました。前向きな入院……人生、モノは考えようですから!
(文と写真=小沢コージ)

小沢 コージ
神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 YouTubeチャンネル『小沢コージのKozziTV』
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