トヨタ・ヴォクシーTRANS-X (CVT)【ブリーフテスト(前編)】
トヨタ・ヴォクシーTRANS-X (CVT)(前編) 2004.10.19 試乗記 ……295万3650円 総合評価……★★★★ 2004年8月17日にマイナーチェンジを受け内外装が変更された、「トヨタ・ヴォクシー/ノア」。ネッツ店で販売されるヴォクシーに追加された、2列シート車の「TRANS-X」に、別冊CG編集室の道田宣和が試乗した。意外な発見あり!
“オトーサンのための”「ヴォクシー」と「ノア」がマイナーチェンジし、今度は若者にも使える新車種「ヴォクシーTRANS-X」が加わった。
オトーサンの世代をとっくに卒業し、かといってもちろん若者でもないオヤジが乗るとどうなのか? 話題の新装備を試しつつ、ひととおりのテストメニューをこなしてみたら、意外とこれが良かったのだ。
【概要】どんなクルマ?
(シリーズ概要)
「ノア」と合わせて月間国内販売1万台前後をコンスタントにキープする「ヴォクシー」は、いまやトヨタを支える稼ぎ頭の1台、月々のランキングでトップ10に顔を出すのもしばしばだ。
一見商用車登録の「タウンエース」にも似て判然としないが、注意して観察すると郊外の団地はむろんのこと、街なかでも結構見かけることが多い。
「セレナ」が現代の日産にとってワンボックスの「サニー」なら、さしずめヴォクシーやノアは「カローラ」のはずだが、セダン不毛の時代にあってそのカローラ自体の売れ行きも落ちていないのだから、やはりトヨタは凄い。
「ポルテ」をはじめとする新感覚のハイトワゴンが続々登場するなかで、ヴォクシーのデザインはボディ、メカニズムの両面でオーソドックスそのものに見える。空力とクラッシャビリティ、スタイルのためにすこし鼻先を突き出した背高ノッポのフォルムはワンボックスの基本形。決まった枠のなかで新たな活路を拓くとすれば、クルマとしての基本的性能を上げるか、装備で話題を取るか、間取りをどうするかに尽きる。
(グレード概要)
マイナーチェンジはグリルまわりなど、文字どおりのフェイスリフトもあるが、大なり小なり上記のいずれもが実施されている。
「1AZ-FSE型D-4」直噴エンジンは従来の超希薄燃焼方式から理論空燃比近傍のストイキ方式に改められ、3psを上積みしたほか、ギアボックスには新たにエンジンと統合制御される通称「Super CVT-i」が選ばれた。
いまや単なるアクセサリーで終わらないのが、そのCVTを道路形状に応じて変速させ、自動的にエンジンブレーキをかけるカーナビゲーションシステム「NAVI・AI-SHIFT」である。
また、ワンボックスで売りものの定員に関しては、これまで7〜8人乗りと明らかに“ピープルムーバー”志向だったのが、今回からは最初から3列目を外して5人乗りとする代わりに、ラゲッジルームを多彩に使えるモデルがあらわれた。
それが「TRANS-X」というわけで、そのアピアランスからてっきりスポーティで豪華な車種かと思いきや、2WD(全モデルが4WDとの2本立て)で199万5000円の価格は意外にもシリーズで最廉価版の1台だった。
要は「箱」だけ用意するから自由に遊んでくれというクルマなのである。それでも外観から錯覚させられたように、絶対的な装備水準としては充分以上で、(シングルの)オートエアコンやリモコンドアロックは標準だし、4枚の窓はすべてワンタッチで昇降する。(中編につづく)
(文=別冊CG編集室道田宣和/写真=峰昌宏/2004年10月)
トヨタ・ヴォクシーTRANS-X (CVT)【ブリーフテスト(中編)】
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000015810.html
トヨタ・ヴォクシーTRANS-X (CVT)【ブリーフテスト(後編)】
http://www.webcg.net/WEBCG/impressions/000015811.html

道田 宣和
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