フォードF-150ラプター(前編)
2018.03.08 谷口信輝の新車試乗 レーシングドライバーの谷口信輝が歯に衣を着せず、本音でクルマを語り尽くす! 今回はフォードのスーパーピックアップトラック「F-150ラプター」に試乗する。谷口とピックアップ、この異色の顔合わせの結末やいかに?“絶対王者”の走りに興味津々
突然だが、「知っている人には極めて当たり前だけれど、知らない人にとっては極めて不可解な事実」をひとつご紹介しよう。アメリカ合衆国では乗用車よりもピックアップトラックのほうがたくさん売れている。それも段違いといっていいくらいの差で、2017年はピックアップがおよそ1100万台売れたのに対し、乗用車のセールスは600万台に届かなかった。
車種ごとのランキングを見てもトップスリーはピックアップが独占。4位、5位はSUVで、6位にようやく純然たるセダンの「トヨタ・カムリ」がランクインしている状況。ただし、その販売台数はトップの約90万台に遠く及ばない38万7000台ほど。つまりアメリカはセダンやSUVよりもはるかにピックアップがよく売れる“ピックアップ大国”なのだ。
そのなかでも絶対王者として長年トップに君臨してきたのが「フォードF-150」シリーズ。その年間販売台数は前述のとおり約90万台で、約59万台で2位の「シボレー・シルバラード」を大きく突き放している(2017年の統計)。ちなみに、F-150シリーズが1位を記録したのはこれで41年連続というのだから、その人気のほどが知れる。
そんなF-150に「ぜったーい乗りたい!」と言い出したのは、われらが谷口信輝。もっとも、フォードは2016年限りで日本から撤退済み。それどころか、F-150はこれまで日本で正式に販売されたことがない。そんなF-150をデモ用として日本に導入したのがタイヤメーカーのトーヨー。聞けば、トーヨーはアメリカのピックアップ市場では圧倒的なシェアを誇る人気タイヤブランドなのだそうだ。
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